スタンドのファンとセルフィーするメルセデスのルイス・ハミルトン、2019年イギリスGPにてcopyright Pirelli & C. S.p.A.

ハミルトン、イギリスGPで三つ巴の争いを予想「ホンダの新エンジンを手にしたレッドブルは侮れない」

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母国での6度目の優勝を目指すメルセデスAMGのルイス・ハミルトンは、今週末に控えるイギリスGPはフェラーリとレッドブル・ホンダを交えた激しい三つ巴の争いになると考えている。ハミルトンは過去これまでに地元でのレースで圧倒的な強さを見せており、12戦中5勝を誇る。

メルセデス勢は高地レッドブル・リンクで開催された前戦オーストリアで大きく失速。気温35度という暑いコンディションの中、オーバーヒートによってエンジンをセーブする必要に迫られ、フェラーリは疎か、レッドブル・ホンダにすら太刀打ちできず、マックス・フェルスタッペンが通算6度目の栄冠を手にした。

イギリスGP開幕前日木曜日のFIA記者会見に出席したハミルトンは「フェラーリとレッドブルが一歩前進した事は十分に認識してるし、前回のレースでの彼らのペースは素晴らしかった」と語った。「でも、僕らが(冷却の)問題を抱えていなければ、もっと接近した争いになっていたはずだ」

「だからこそ、今週末は僕ら全員がもっと僅差の戦いをする事になると予想してる。フェラーリとレッドブルは昨年のグランプリで凄まじい速さを示していた。思うにレッドブルは(昨年より)若干後退したんじゃないかと思うけど、彼らはホンダの新しいエンジンを手に入れているし、更に速さを増す事になるだろう。楽なレースになるはずはないけど、上手く行けば僕らが優位に立てるはずだ」

ホンダはパートナーの母国レースで最大限の結果を残すために、1レース前の第8戦フランスGPで今季3世代目となるスペック3エンジンを投入。実戦で得られた経験とデータを元に、パワーユニットの最適化を行った上でオーストリアへと挑んだ。

ハミルトンがイギリスでの優勝争いに自信をみせる一方、前戦からの2連勝の期待がかかるフェルスタッペンは「オーストリアの再現は難しい」とコメント。また、フェラーリのマッティア・ビノット代表は「SF90はシルバーストーンのコース特性に合っていない」と語り、ライバル達はいずれも苦戦を予想している。

仮にハミルトンが今週末のレースを制する事になると、イギリスGPでの優勝としてはアラン・プロストとジム・クラークが持つ6回の記録に並ぶ事になる。また、予選で7度目のポールポジションを獲得した場合は、ハミルトンが自身のヒーローとして崇めるアイルトン・セナを抜いて、イギリスGP史上最多記録を打ち立てる事になる。

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