F1イギリスGPの舞台シルバーストーン・サーキットのホームストレートcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

F1、シルバーストーンと複数年契約を締結…同地でのイギリスGPは2024年まで存続

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F1とブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)は7月10日(水)、今後5年間に渡る複数年契約締結を発表。シルバーストーン・サーキットでのF1イギリスGPが、2024年まで存続する事が決定した。

2019年第10戦イギリスGPを2日後に控え、F1とBRDCは現地14時、日本時間22時よりシルバーストーン・サーキットで会見を開き、新たな契約の締結を発表。前日9日(火)に、ロンドンで契約書へのサインが交わされた。

シルバーストーンを所有するBRDCは、高額な開催権料に不満を募らせF1側と対立。来年以降の存続が危ぶまれ、ロンドンのドックランズ地区を使った市街地での開催が模索されるなどしていたが、先週末、英国国会議員を務めるジェフリー・ドナルドソンとピーター・ヘインの両氏がF1のチェイス・ケアリーCEOと会談。一転して存続が決定した。

シルバーストーンはレース主催者に1700万ポンド、日本円にして約23億円という巨額の開催権料を支払っているが、F1に参戦する10チームのうちの7チームは英国に拠点を置いており、これに伴う経済効果は20億ポンド(約2,717億円)にも達し、4万人の雇用を生み出しているとされる。

シルバーストーンは1950年に初めてF1世界選手権が開催された際の最初のレース開催地であり、F1が産声を上げた場所として知られる。周辺には多くのF1チームが本拠地を構えており「モータースポーツの聖地」とも称される。過去2年間のグランプリ開催での集客数は68万人以上に上り、シーズンの中で最もエキサイティングなイベントの一つに数えられている。

F1のチェイス・ケアリーCEO兼会長は「英国グランプリが、FIAフォーミュラ1世界選手権のカレンダーに少なくとも今後5年間存続する事、そして、長年に渡ってその戦いの舞台となってきたシルバーストーン・サーキットでの開催が決定し、我々は非常に喜ばしく思っている」と述べた。

「我々は長期的視点から、歴史あるサーキットを維持し続ける必要性を訴えてきた。シルバーストンとイギリスはF1発祥の地であり、1950年の出発点となった場所だ。今日のF1は世界五大陸で開催され、5億人を超えるファンが見守る世界的なスポーツに成長した。我々はこのスポーツのルーツを維持しながらも、新しい国々での開催を増やしていく事を目指している」

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