F1マイアミGPの開催計画案が全会一致で承認。2019年のカレンダー入りが確実な情勢に
マイアミ市当局は5月10日、来シーズン以降のF1マイアミGPの開催計画が全会一致で合意に至った事を明らかにした。合意内容には、2019年から2028年にかけてのグランプリ開催及び、その会場として市南部のビスケーン湾を使ったストリートサーキットの建設が含まれている。
今回の承認をもって、カレンダーへの正式加入に際しては市議会での投票とF1側の契約締結を待つのみという状況となった。F1の商業部門を率いるショーン・ブラッチズは、マイアミ市側の発表を歓迎。F1を所有する米リバティ・メディア社は、アメリカでのF1開催拡大に積極的な姿勢を示しており、来季以降はオースティンでのグランプリに加えて、マイアミが追加される事はほぼ確実な情勢とみられる。
初開催の時期に関しては、継続が危ぶまれているF1日本GPの例年の開催月である10月が有力視されているが、正式決定までにはF1、FIA国際自動車連盟、マイアミ当局、そしてデイド郡の4者による議論が予定されている。
マイアミ市街地サーキット(仮称)は既に、FIA国際自動車連盟の承認手続き中にあるされ、開催資格であるグレード1規格の取得に向け着々と準備が進められている。
マイアミ市議会議員を務めるケン・ラッセル氏が明らかにしたところによれば、検討中のコースは2本の超ロングストレートを有するストップ・アンド・ゴー型となっており、バクー市街地コースを凌ぐ世界最速のトップスピード記録が樹立されそうなレイアウトとなっている。
Today got a first look at a potential map for @F1 in @downtownMIA. Most of course is in the port with a loop around AAArena. Would you like to see #miami become a stop on the Formula One circuit? pic.twitter.com/sOY08hJ5yM
— Ken Russell (@kenforflorida) May 3, 2018