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F1、2019年のマイアミGP実施計画を断念…再来年の初開催を目指し交渉を継続

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フォーミュラ1は7月23日、2019年の米マイアミGP開催を断念する事を明らかにした。正式決定間近とみられていたF1マイアミGPだが、マイアミ市当局は地元住民からの反発を受けて最終決定を問う定例会議を延期。来年の開催が危ぶまれていた。

F1の商業面の責任者を務めるショーン・ブラッチズは、来年のカレンダー入りの可能性は完全に消滅したものの、2020年の初開催に向けて引き続き協議を続けていくとの声明を発表した。

「我々は過去数ヶ月間に渡って、プロモーターを務めるRSEベンチャーズのステファン・ロスと共に努力を重ねてきたが、この手の交渉はとても複雑である。2019年のレース開催を目指してきたものの、ファンやドライバー、チームにとって最高のレースを提供することは時間的な理由で困難であった」

「とは言え我々は長期的な見通しを持っており、マイアミ当局との協議の結果、2020年の初開催を目指して契約締結を延期する事を決定した。マイアミの人々やF1ファン、そして毎年F1を観戦している18億人の人々のためにも、最高のレースを提供したいという思いを妥協することはない。中途半端な形になるよりは延期した方が懸命だと判断した」

開催に際してはビスケーン湾岸部の一般道を使ったストリートサーキットでのレースが計画されているが、近隣に住む住民の多くが騒音や道路の閉鎖・渋滞などの問題を懸念している。F1を所有するリバティ・メディア社は米国に本社を置く企業であり、マイアミ当局との間で20年間にも及ぶ大規模な契約の締結を目指している。

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