アルバート・パーク・サーキットのピットレーンを走行するハースVF18
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ハースF1、マシン性能に自信も「調子に乗るつもりはない」

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今週末のF1バーレーンGPに向けて、ハースF1チームのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンがそれぞれ抱負を語った。取れるはずの大量ポイントを人為ミスによって取り損ねたメルボルンを過去のものにすべく、新たな気持で第二戦に臨む。

両者ともに今季VF-18の性能に満足しており、マグヌッセンは「最高の位置でシーズンを締め括れるはず」と述べ、1戦だけでなくシーズンを通して速さを発揮できると主張。コンストラクターズ4位に自信を示した。だが、そこに奢りはなく「調子に乗るつもりはない」とも語り、慎重な姿勢をみせる。

昨年のバーレーンGPでのハース勢は、予選9番手のグロージャンが8位完走を果たした一方、最後尾スタートのマグヌッセンはトラブルによりリタイヤを喫している。

ハース:F1バーレーンGPに向けて

ロマン・グロージャンブレーキングポイントを見極めるのが簡単

良い結果を出せればオーストラリアの事を忘れる事ができる。気持ちを切り替えてバーレーンに挑むよ。オーストラリアの時と同じ様に作業に取り組み、自分たちの仕事に集中し、結果を待つ。前戦と同じ様に良い意味でのサプライズがあると良いね。

バーレーンは大好きなコースだよ。毎年感触は良いし、他のマシンとバトルしながらオーバーテイクをする上では最高のサーキットだと思う。ターン1はもちろん、ターン3、ターン11、ターン15もオーバーテイクポイントなんだ。びっくりだよね。ホント、レースをする上では最高のサーキットの一つだよ。

モナコやシンガポールと比べると、ブレーキングポイントを見極めるのは簡単なんだ。ミスしたりオーバーシュートしちゃっても、そのまま真っすぐに進んで次のラップでもう一度チャレンジすれば良いからね。市街地コースだと、ウォールに衝突しちゃうけど、ここはそういう心配がないから、徐々に試しながら限界を探れるんだ。

ケビン・マグヌッセンバーレーンGPはオーバーテイクに最適

オーストラリアでのマシンに競争力があって良かった。週末を通してドライブしてて楽しかったよ。でもバーレーンでも同じ様に速いとは限らないから、パフォーマンスを前進させるためにマシンを理解し全力で取り組む必要がある。

そうは言っても、今年のマシンは本当に速いって実感があるし、最高の位置でシーズンを締め括れるはずさ。この調子で行きたいね。でも、何も思い上がっちゃいないよ。確かに僕らには良いマシンがあるけど、僕は慎重だからね。今は一戦一戦に取り組むだけだよ。

メルボルンでのレースは本当に残念な結果になってしまったから、バーレーンで好成績を残せれば最高だろうね。取り損ねちゃったポイントを獲得しなきゃならないし。挽回できるはずさ。

オーストラリアと比較して遥かにオーバーテイクしやすいコースだから、バーレーンでは「退屈だ」なんてネガティブなコメントは出てこないと思うよ。ここはレースとオーバーテイク向きのレイアウトだからね。エキサイティングなグランプリになるはずだよ。


2018年シーズン第二戦バーレーンGPは、日本時間4月6日(金)20時からのFP1で幕を開ける。舞台となるのは砂漠の只中に建設されたバーレーン・インターナショナル・サーキット。昨年の勝者はセバスチャン・ベッテル(Ferrari)、2位にルイス・ハミルトン(Mercedes)、3位にバルテリ・ボッタス(Mercedes)が続いた。

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