F1バーレーンGP予選でフロントローを独占したスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルcopyright Ferrari S.p.A.

「色んな感情が込み上げてくる」とシャルル・ルクレール、亡き人に捧げた初ポール

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2019シーズン第2戦バーレーンGP予選で、F1史上2番目に若いポールシッターが誕生した。フェラーリとしては最年少ポール。モナコ出身の2シーズン目を迎えたシャルル・ルクレールは、跳馬昇格から僅か2戦目にしてセバスチャン・ベッテルを打ち破った。

21歳165日でのポールは、2008年にベッテルが雨のイタリアGPで達成した21歳72日に次ぐ2番目の記録であり、フェルナンド・アロンソの21歳236日(2003年マレーシアGP)、ルーベンス・バリチェロの22歳97日(1994年ベルギーGP)、そしてルイス・ハミルトンの22歳153日(2007年カナダGP)を上回った。

最終Q3で1回目のアタックを終えて暫定トップに立ったルクレールは、ラストランで自己ベストを更に塗り替え1分27秒866を記録。ベッテルが保持していたバーレーン・インターナショナル・サーキットのコースレコードを塗り替えた。

「本当に嬉しい」とルクレール。「前回のオーストラリアでの予選ラップには満足できてなかったから特にね。同じ過ちを犯さないようにすごい頑張ったんだ。結果として上手くいったし本当に滿足してる。狙っていた様に、各セクターを全てまとめる事が出来た。もちろん、いつだってもっと上手くやれる余地はあるけどさ」

「色んな感情が込み上がってくる。ポールにはポイントが付かないし、できるだけ落ち着こうとしてるけど。今はこの瞬間を楽しみたい。今週末は僕らにとって素晴らしい週末だったし、今後もそれが続くことを願ってる。この後は決勝レースだね。精一杯頑張るつもりだ」

「こんな結果は予想してなかった。どれだけ大きなステップを果たさなきゃならないのかは完全に理解してたし​​、戦うべきドライバー達が以下に手強いかを知っていただけにね。こういう形でスタート出来た事は本当にハッピーだけど、まだ予選が終わっただけに過ぎない。レースを力強く戦える事を祈ってる」

「このポールポジションを父とジュール(故ビアンキ)、そしてチャーリー(ホワイティング)に捧げたい」

ウィリアムズとマクラーレンに並ぶ通算62回目のフロントロー独占をフェラーリにプレゼントしたルクレールは、2014年の日本GPでの事故により死去した親友ジュール・ビアンキと、先日この世を去ったレースディレクターのチャーリー・ホワイティング、そしてF1デビューを目にする事なく亡くなった父ハーブを追悼した。

ベッテルがQ2を1回のランで終え、Q3で2セットの新品タイヤを使っていたとしたら、ルクレールとはかなりの接戦だった事だろう。チームの失策によって、4度のF1ワールドチャンピオンはワンアタックでのQ3を余儀なくされ、最速を狙うよりは確実にタイムを残す必要があった。

ベッテルは不満を示したか? インタビューに応えるその表情には険しいところはなく、ナイジェル・マンセルばりの髭を新しく蓄えた31歳のドイツ人は、時折笑顔を見せながら冗談を交えて、後輩のキャリア初ポールを祝福した。

「シャルルはQ3で素晴らしい仕事をやってのけ、ポールにふさわしい走りを見せた。彼はいい子供、いや、今やナイス・ガイだ。F1ではポールを取ると一人前の男になるからね!本当に大きな業績だし、彼の事を思うと僕も嬉しいよ。脱帽さ!」

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