アルファロメオ・ザウバーのユニフォームを着たアントニオ・ジョビナッツィ
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ザウバーF1、アントニオ・ジョビナッツィとの契約を発表!2019年のキミ・ライコネンの相方が決定

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アルファロメオ・ザウバーF1チーム(Alfa Romeo Sauber F1 Team)はロシアGPを直前に控えた2018年9月25日、2019年のレギュラードライバーとして、アントニオ・ジョビナッツィを起用する事を正式発表した。

24歳のイタリア人ドライバーは、2007年のF1ワールドチャンピオンであるキミ・ライコネンのチームメイトを務める事になる。これによってマーカス・エリクソンはシートを喪失。19年は、控えドライバー兼アンバサダーとしてチームに留まる。

ザウバーは若手の才能を発掘し育て上げるという伝統に則って、シャルル・ルクレールのフェラーリ昇格によって空いたシートに、フェラーリ育成傘下のジョビナッツィを据える事を決断。タイトルスポンサーがイタリアの自動車製造会社である事も一因とみられる。

ジョビナッツィは2017年のオーストラリアGPでザウバーからF1デビュー。2回のグランプリに出走した後、リザーブドライバーとして何度かテスト走行とFP1セッションを担当した。

「アルファ・ロメオ・ザウバーF1チームに加わることができて本当に嬉しいよ」とジョビナッツィ。「夢が実現した。このチームのためにレースが出来るなんてこの上ない喜びだ。イタリア人として、このスポーツで輝かしい名を刻むアルファロメオのようなブランドの一員になれるなんて本当に誇らしい」

「この素晴らしい機会を与えてくれたスクーデリア・フェラーリとアルファロメオ・ザウバーF1チームに感謝したい。僕はモチベーションにあふれているし、共に素晴らしい成績を上げるために精一杯仕事に取り組むつもりだ」

チーム代表を務めるフレデリック・バスールは、ドライバーラインナップが決定した事に安堵すると共に、ジョビナッツィの加入を歓迎する声明を発表した。

「2019シーズンのドライバーラインナップを正式発表できて嬉しく思う。我々はまず初めに、グリッドで素晴らしい経験を持つキミ・ライコネンとサインした。彼は我々のクルマの開発に貢献し、チーム全体を大きく前進させてくれるだろう」

「そして今回アルファロメオと共に、シャルル・ルクレールの後任となるアントニオ・ジョビナッツィの加入を発表した。我々はすでに彼と共に仕事に取り組んだ経験があり、大きな可能性を秘めたドライバーである事は分かっている」

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