サーキットを走るルノーのR.S.17
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賞金差は数億円、最終戦で打倒トロ・ロッソに闘志を燃やすルノー・スポール / F1アブダビGP《preview》

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ルノー・スポールの二人のドライバーは、F1最終アブダビGPで打倒トロ・ロッソを誓う。ルノーは4ポイント差でコンストラクターズ6位のトロ・ロッソを追っており、仮にトロ・ロッソがノーポイントに終わった場合、カルロス・サインツかニコ・ヒュルケンベルグのいずれかの7位以上で逆転が可能な状況となっている。

コンストラクターズの賞金は、賞金枠の半分を上位10チームで均等配分し、残りの半分を順位に応じて分配する仕組み。ポジションが1つ違うだけで、支払われる賞金額は数億円から数十億円程度異なる。6位と7位とでは3~5億円程度の違いになると推測される。

F1チームは儲かる?賞金金額と分配法

ヒュルケンベルグにとっては過去3年で3度7位入賞を果たした相性の良いコース。R.S.17とヤス・マリーナ・サーキットとの相性もバッチリと語り、準備は万全と自信満々だ。

対する第17戦アメリカGPでルノーに移籍したばかりサインツは、チャンピオンシップ争いでの逆転は簡単ではないと慎重な姿勢をみせる。サインツは移籍以降3戦を終えて7位入賞、リタイヤ、11位と、慣れないマシンにも関わらず印象的な結果を残している。だが、当の本人はまだ学習曲線上にあると語り、自身の才能はまだまだ伸びると主張する。

ルノー:F1アブダビGPに向けて

ニコ・ヒュルケンベルグR.S.17はアブダビで速さを発揮する

サーキットそのものも最高だし、周りの施設も本当に印象的だよね。ヤス・マリーナはちょっと変わったリズムのある長いコースだから、変化するリズムに合わせた快適なマシンが鍵になるんだ。コーナーはどれも全然違うから、良いバランスを見つけ変化するコンディションに慣れる事が重要なんだよ。アブダビはシーズンフィナーレに相応しい本当に楽しい場所だよ。過去3年で3回7位入賞してるから、今年も良い成績を楽しみにしてるし、ポイント獲得に向けて準備は万全さ。

コンストラクターズ6位をかけてアブダビで戦うのを本当に楽しみにしてるんだ。トラックはインテルラゴスよりも僕らのマシンに合ってるはずだしね。シーズンのフィナーレだし、賞金に大きな違いがあるし、色んな意味ですごいワクワクしてるよ。日曜の夜にみんなで良い結果をお祝いできるように頑張るよ。

カルロス・サインツメーカー系チームからは学びがたくさん

ナイトレース楽しいよね。今年は照明下でのレースを上手くやれたから、アブダビでもそうなるといいな。アブダビの雰囲気はいつも最高なんだ。シーズン最後のレースって事もあって、かなり特別なイベントになるんだよ。周辺の施設もヤバイすごいしね。陽がある時間にレースをスタートして夜にチェッカーを受けるのはかなりクールだし大好きだよ!

ブラジルでのレースで自信がついたし、勢いそのままにアブダビでもポイントを狙うよ。チャンピオンシップ6位をかけての厳しい戦いになると思うけど、準備は整っている。

(ルノーに移籍して以降)積極的にチャレンジできてるし、これまでたくさんの事を学んできたと思う。シーズン途中での移籍だった事もあるけど、メーカー系のチームで働くことは僕にとって勉強ばかりだし、やらなきゃならない事がまだたくさんあるんだ。僕はまだ学習曲線の途上だから、アブダビでもっとステップアップできることを祈ってるよ。

当然トップ10入りしてレースをフィニッシュしたいよ。今シーズンはあらゆるグランプリで良い結果を残せてるけど、アブダビでも同じようになるといいね。好結果と笑顔でシーズンを締めくくりたいよ。


チャンピオンシップ争いでトロ・ロッソを貶めるために、一時はルノーが同チームへのエンジン供給をストップするのでは…と懸念される場面もあったが、レッドブルとルノーの首脳陣はこれを否定。トロ・ロッソは無事にアブダビのグリッドに付くものと見込まれている。

トロ・ロッソF1、最終戦出場不能のシナリオも

17年シーズン最終のアブダビGPは、日本時間11月24日(金)18時からのフリー走行で幕を開ける。舞台となるのは反時計回りのヤス・マリーナ・サーキット。決勝は現地夕刻よりスタートするトワイライトレースとなる。

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