キック・ザウバーC45フェラーリでバーレーン・インターナショナル・サーキットを走行するニコ・ヒュルケンベルグ、2025年4月13日(日) F1バーレーンGP(バーレーン・インターナショナル・サーキット)
Courtesy Of Sauber Motorsport AG

2025年F1バーレーンGP結果変動、ヒュルケンベルグ失格―技術規定違反でリザルト除外

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ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が2025年F1第4戦バーレーンGPで失格処分を受けた。4月13日の決勝レース後、27号車VF-25が技術規定に違反していることが判明。リザルトから除外された。

ヒュルケンベルグは16番手からスタートし、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)に接触された後、13位でレースをフィニッシュした。処分に伴い、14位フィニッシュのアイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)以下のドライバーの順位が各々、1つずつ繰り上げられた。

レース後の検査でヒュルケンベルグのマシンに装着されていたスキッドの厚みが、車両左端、中央、右端の3箇所でそれぞれ8.4mm、8.5mm、8.4mmと測定され、いずれも規定値に達していないことが判明した。

F1技術規則第3条5項9号eでは、スキッドプレートの最小厚を9.0mmと定めており、今回の測定結果は明確な違反に該当する。

ザウバーは測定値が正確であることを認め、ヴィタントニオ・リウッツィを含む4名のスチュワードはヒュルケンベルグを失格とする決定を下した。

スキッドはチタン製の滑材で、フロア最前部のいわゆる”キール”から後輪前方付近にかけてのフロア下にあるプランク(厚さ10mm±0.2mmの長方形状の板材)に取り付けられている。

なお、2025年の第2戦中国GPでは、ハミルトンが6位でフィニッシュしたものの、同様のスキッドプレートの違反により失格処分を受けている。

2025年F1バーレーンGP最終リザルト

Pos No Driver Team Laps Time PTS
1 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 57 1:35:39.435 25
2 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 57 +15.499s 18
3 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 57 +16.273s 15
4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 57 +19.679s 12
5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 57 +27.993s 10
6 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 57 +34.395s 8
7 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 57 +36.002s 6
8 31 エステバン・オコン ハース・フェラーリ 57 +44.244s 4
9 22 角田裕毅 レッドブル・ホンダRBPT 57 +45.061s 2
10 87 オリバー・ベアマン ハース・フェラーリ 57 +47.594s 1
11 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 57 +48.016s 0
12 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 57 +48.839s 0
13 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ・ホンダRBPT 57 +56.314s 0
14 7 ジャック・ドゥーハン アルピーヌ・ルノー 57 +57.806s 0
15 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 57 +60.340s 0
16 30 リアム・ローソン レーシングブルズ・ホンダRBPT 57 +64.435s 0
17 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 57 +65.489s 0
18 5 ガブリエル・ボルトレート ザウバー・フェラーリ 57 +66.872s 0
NC 55 カルロス・サインツ ウィリアムズ・メルセデス 45 DNF 0
DQ 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー・フェラーリ DSQ 0

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