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F1レギュレーション解説「ピット編」
F1レギュレーションの中から、ピットに関連する主だったルールを厳選しその要点を以下にまとめる。
ピットに関する主なルール
- ピットレーンはピットウォール側の「ファスト・レーン」と、ガレージ側の「インナー・レーン」の2つから構成される
- 各グランプリセッションおけるピットストップ中には、ピットレーンで作業しているすべてのチーム作業員はヘルメットを着用すること
- FIAはガレージとピットレーンエリアを厳密かつ同等の基準で各チームに割り当てること
- 乾燥や掃除を目的としたものを除き、チームはピットストップポジションのグリップを改善してはならない
- チーム作業員はピットストップ直前及びピットストップ中にのみガレージエリアにいることが許可される。作業が完了次第ガレージに戻る必要がある。
- ドライバーはタイヤを交換する場合を除いてピットインすることはできない
- レース中、ピットレーンに停止したマシンを持ち上げるために電動装置を使うことは認められない
- チームはピットストップ後にマシンを安全に発進させること
- ピットレーンでは前車が明らかに減速したりする場合を除いて追い越しは禁止
- グランプリ中はピットレーンの速度制限は80km/hとする。ただしコースレイアウト上の理由によりにこれより低い速度に制限されるサーキットもある
- フリー走行中にピットレーンの速度制限を違反したチームには、1000ユーロを上限として、制限を超えたkm/hに100を乗じた金額の罰金(€、100の位以下は繰り上げ)が科せられる。決勝レース中における速度違反の場合にはタイムペナルティーやドライブスルーペナルティが発生する。
手短に2022年のF1レギュレーションを知りたい方は「2022年F1ルール主要変更点のまとめ」を、より詳しくルールの全体像を知りたい方は「F1ルール完全網羅版」を参照されたい。