
グッドウッド2025にレッドブルF1歴代「RB」が集結、ヒルクライムには”あの名車”が登場
レッドブル・レーシングは、2025年7月10日から13日に開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」への参加を正式に発表した。伝説的F1マシンによるヒルクライム走行をはじめ、eスポーツイベントやハイパーカーの展示など、多彩なプログラムを展開する。
ヒルクライムを担当するドライバーには、F1通算13勝の記録を持つ元F1ドライバー、デビッド・クルサードと、レッドブル・レーシング最古参のデモンストレーションドライバーであるパトリック・フリーザッハーが名を連ねている。
なお、現役F1ドライバーのマックス・フェルスタッペンおよび角田裕毅の参加の可否については、現時点では明らかにされていない。
同イベントはF1第12戦イギリスGPの翌週に開催されることから、モータースポーツへの熱気が冷めやらぬ中での注目イベントとなる。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
2024年7月14日(日) グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード4日目の様子
レッドブル20年の軌跡「RB17」も展示へ
F1世界選手権創設75周年の節目に際し、レッドブル・レーシングはグッドウッドのF1パドックにて、過去20年におよぶ歴代F1マシンを一堂に展示し、その軌跡を回顧する企画を予定している。
また、レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズとエイドリアン・ニューウェイが開発したハイパーカー「RB17」も、イベント期間中にメインパドックで披露される予定だ。
最高速度は350km/hを超え、全世界でわずか50台のみ販売されるこのクルマは、F1由来の最先端テクノロジーと洗練されたデザインを融合した次世代のハイパフォーマンスカーとして、ファンの注目を集めている。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
レッドブルのハイパーカーRB17の前に座る最高技術責任者(CTO)のエイドリアン・ニューウェイ、2024年7月12日グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて
伝説のRB7・RB8が再びヒルクライムへ
ヒルクライムでの出走マシンには、セバスチャン・ベッテルとともに黄金期を築いた2011年型「RB7」および2012年型「RB8」が予定されている。
RB7は2011年シーズンに全19戦中18回のポールポジションを獲得し、RB8は翌2012年にドライバーズおよびコンストラクターズの両タイトルを獲得した名車として知られる。
両マシンのステアリングを握るのはクルサードとフリーザッハー。往年のF1サウンドとスピード感が蘇る迫力あるデモランが展開される見込みだ。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでレッドブル・レーシングの2012年型RB8をドライブするパトリック・フリーザッハー、2018年7月14日(土)
シム世界王者が登場するeスポーツイベントも
さらにイベントでは、eスポーツにもスポットが当てられる。F1シムレーシングの世界チャンピオン、ヤルノ・オプメアが金曜と土曜に登場し、現地でファンとのタイムアタック対決を実施する予定だ。
日曜日には、シミュレーションゲーム「iRacing」で2度の世界王者に輝いたセバスチャン・ジョブも現地を訪れることになっている。
レッドブル・レーシング代表のクリスチャン・ホーナーは、イベント参加への意気込みを次のように語っている。
「昨年、F1参戦20周年を大々的に祝ったばかりだが、再びグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに戻れることをとても嬉しく思う。素晴らしいクルマの数々をこの伝統あるイベントで披露できるのは光栄だし、情熱あふれるモータースポーツファンの前で、F1の75周年をともに祝える日を心待ちにしている」