ハースのチームメンバーとポールポジションを喜ぶケビン・マグヌッセン、2022年11月11日F1サンパウロGP予選
Courtesy Of Haas

レッドブル代表ホーナー「素晴らしい仕事をしてみせた」初ポールのハースとマグヌッセンを祝福

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レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、F1第21戦サンパウロGP予選で初のポールポジションを獲得したケビン・マグヌッセンとハースF1チームの仕事ぶりを称賛した。

この日のインテルラゴスは雨が降ったり止んだりの難しいコンディションに見舞われた。荒れた条件下ではしばしば”下剋上”が起こるが、それを手にできるのは訪れたチャンスを逃さず完璧な仕事をした者に限られる。

雨脚が強まるとの予報の中、ハースはQ3開始と同時にソフトタイヤを履かせたマグヌッセンをコースに送り込んだ。マグヌッセンは限られたラップをミスなくまとめ上げ、チーム創設7年目を迎えたハースにポールを献上した。

レッドブルの指揮官は「何よりもまずケビン・マグヌッセンとハースのポールポジションを祝福したい」とライバルを称えた。

「Q1、Q2、Q3を通して雨に見舞われる厳しいコンディションだったが、彼らは最後まで上手く対応し、素晴らしい仕事をしてみせた」

レッドブルがF1初ポールポジションを記録したのは参戦5年目の2009年中国GP、セバスチャン・ベッテルがトロロッソ時代に続くキャリア2回目の予選最速を刻んだ時のことだった。

マグヌッセンとハースがミスなく仕事をやり終えた一方、マックス・フェルスタッペンは僅かにタイヤをロックアップさせ、0.203秒遅れの2番手に終わった。

もう1台のRB18をドライブするセルジオ・ペレスはシャルル・ルクレール(フェラーリ)に前方を塞がれ、トップ3入りのチャンスを逃した。

「残念ながらマックスはターン8で僅かにミスを冒してしまい、少しタイムをロスしてしまった」とホーナーは振り返った。

「ただそれでもフロントロウを獲得できた。スプリントレースに向けて非常に前向きだ」

「チェコの方はツイてなかった。チェコはインターミディエイトを履くシャルルがピットインすると考えていたが、彼はステイアウトした。これでチェコのラップが損なわれる事となった」

「それでも彼は明日、このポジションから良いレースをしてくれるはずだし、本当にエキサイティングなグランプリになることは間違いない」


2022年F1サンパウロGP予選でポールポジションを獲得したのはケビン・マグヌッセン(ハース)。これにマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とジョージ・ラッセル(メルセデス)が続く結果となった。

イベント2日目の11月12日(土)は、60分間のFP2セッションに続いて日本時間28時より100kmの短距離レースで決勝のスターティンググリッドを争う「F1スプリント」が行われる。

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