角田裕毅 2番手、ルクレールの事故で20分近く赤旗中断 / F1メキシコGP《FP2》結果とダイジェスト
2022年F1第20戦メキシコGP金曜2回目のフリー走行が現地10月28日に行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が1分19秒970を刻み、角田裕毅(アルファタウリ)をコンマ8秒差で退けタイムシートのトップに立った。
前戦アメリカGPと同様、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われたFP2は2023年仕様のタイヤテストのために60分から90分に延長された。つまり、タイムシートから得られるものは殆どない。
A closer look at the 2023 @pirellisport prototype tyres on Hamilton, Russell and Norris' cars 👀#MexicoGP #F1 pic.twitter.com/ATX49iDWQZ
— Formula 1 (@F1) October 28, 2022
原則として90分間全てをピレリ指定の走行計画に充てなければならないが、FP1で若手に席を譲った5チームのドライバー達は、前半45分を通常のプログラムに費やす事が許可された。
3番手エステバン・オコン(アルピーヌ)を含めたトップ3は全て、この特例措置を利用したドライバーで、共に現行スペックのソフトタイヤを履いて自己ベストを刻んだ。
FP1に引き続き現地メキシコシティは天候に恵まれ、予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温26℃、路面温度39℃のドライコンディションでスタートした。
オープニング・セッションと同じ様に2度に渡って赤旗が振られ、セッションは早期の切り上げを余儀なくされた。
FP1で2番手タイムを刻んだシャルル・ルクレール(フェラーリ)がラップ中盤のS字区間、ターン7出口のバリアに激しく衝突した事で、セッションは開始30分を前に、以降20分近くに渡って中断された。
F1-75はリアエンド全体に大きなダメージを負った。無線を通して安否を尋ねるチームに対してルクレールは「大丈夫だけど、クルマの方はダメだ」と返した。
更にセッション最終盤にはFP1に続き周冠宇がメカニカルトラブルに見舞われ、アルファロメオC42がスタジアムセクションに停車した。FP1同様、セッションは赤旗中断のまま終了を迎えた。
🚩 RED FLAG 🚩
Zhou Guanyu has pulled to the side at Foro Sol after being told to stop the car
The FP2 session will not be resumed, with less than a minute remaining on the clock #MexicoGP #F1 pic.twitter.com/YCrJJn6i11
— Formula 1 (@F1) October 28, 2022
無印のプロトタイプタイヤでのファステストはルイス・ハミルトン(メルセデス)。ラッセルとのギャップは1.5秒だった。
開発テストに関しては、マシン構成やセットアップの変更は許されず、DRSの使用やスタート練習も禁止される。また、コンパウンドの種類について、チームにもドライバーにも伏せられている。
F1第20戦メキシコグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間10月29日(土)26時から1時間の日程で開催される。
2022年F1第20戦メキシコGPフリー走行2(FP2)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:19.970 | 32 | |
2 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1:20.798 | +0.828 | 30 |
3 | 31 | オコン | アルピーヌ | 1:21.177 | +1.207 | 31 |
4 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:21.509 | +1.539 | 32 |
5 | 11 | ペレス | レッドブル | 1:21.579 | +1.609 | 34 |
6 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:21.588 | +1.618 | 34 |
7 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:21.618 | +1.648 | 13 |
8 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:21.693 | +1.723 | 34 |
9 | 77 | ボッタス | アルファロメオ | 1:21.993 | +2.023 | 36 |
10 | 10 | ガスリー | アルファタウリ | 1:22.104 | +2.134 | 36 |
11 | 14 | アロンソ | アルピーヌ | 1:22.337 | +2.367 | 31 |
12 | 5 | ベッテル | アストンマーチン | 1:22.371 | +2.401 | 32 |
13 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:22.447 | +2.477 | 24 |
14 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:22.738 | +2.768 | 31 |
15 | 3 | リカルド | マクラーレン | 1:22.763 | +2.793 | 27 |
16 | 18 | ストロール | アストンマーチン | 1:22.840 | +2.870 | 23 |
17 | 47 | シューマッハ | ハース | 1:22.879 | +2.909 | 31 |
18 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:23.316 | +3.346 | 21 |
19 | 6 | ラティフィ | ウィリアムズ | 1:23.320 | +3.350 | 34 |
20 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1:23.369 | +3.399 | 34 |
コンディション
天気 | 晴れ |
---|---|
気温 | 26℃ |
路面温度 | 39℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1メキシコGP |
---|---|
セッション種別 | フリー走行2 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | エルマノス・ロドリゲス・サーキット |
---|---|
設立 | 1962年 |
全長 | 4304m |
コーナー数 | 16 |
周回方向 | 時計回り |