2番手角田裕毅「かなり楽勝だった」P1欠場もコースに即適応…初期セットはほぼバッチリ
スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は2番手タイムを記録した10月28日(金)のF1メキシコGP初日FP2を終えて「かなり楽勝だった」と述べ、すぐさまコースに適応できたと満足した様子を見せた。
シーズン中に最低2回、若手ドライバーを起用しなければならないとする競技規定の義務を消化すべく、アルファタウリはFP1で角田裕毅に代えてリザーブドライバーのリアム・ローソンを起用した。
エルマノス・ロドリゲス・サーキットでの走行は昨年の1回のみ。経験不足のコースであるため、初回セッションを失った事が大きな影響を及ぼすかに思われたが、セッションを経て角田裕毅はその可能性を除外した。
なお、FP1で代役に席を譲ったドライバー以外は全て、90分間のFP2をまるまるピレリのタイヤテストに費やしているため、タイムシートにあまり意味はないものの、クルマのイニシャル・セットアップはほぼキマっていたようで、予選・決勝での好結果が期待されるところだ。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「週末の滑り出しの時点からマシンバランスは良い線を行っていた。今日をベースとして今夜はクルマを微調整していく。かなり競争力がありそうだし、明日はQ3を目指して全力を尽くすつもりだ」と語った。
「かなり楽勝だった」P1欠場もコースに即適応
角田裕毅
FP2: 2位 / FP1: 欠場
かなり満足しています。もちろん本当の序列を表すものではありませんが、コースインしてすぐに自信を以てクルマをドライブし、力強いラップを刻むことができました。
予想外にかなり楽にサーキットに適応できたので、前向きなFP2になりました。
セッションの序盤は兎に角、ペースを上げていく事に費やしました。その後はテスト用タイヤに履き替えて周回しました。
FP1を欠場した関係上、今夜は大量のデータに目を通して、明日のFP3で更に幾つかの作業に取り組んでいくつもりです。予選で全てをまとめ上げていければと思っています。
FP2は前戦アメリカGPに続き、2023年仕様のタイヤ開発テストに割り当てられた。2022年F1メキシコGPのFP1ではフェラーリの2台がタイムシートのトップを独占。これにレッドブルの2台が同タイムで続く結果となった。
メキシコグランプリの3回目のフリー走行は日本時間10月29日(土)26時から、公式予選は同29時から1時間に渡ってエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。