寛大なアストン…ベッテル、故マテシッツを偲ぶ24年前の”レッドブル・ヘルメット”をF1メキシコGPで着用
セバスチャン・ベッテルは先週末の10月22日に78歳で逝去したディートリッヒ・マテシッツに敬意を表し、F1第20戦メキシコGPで懐かしきレッドブル時代のデザインのヘルメットを着用する。
これは今から遡ること24年前、初めてレッドブル・ファミリーに加わった1998年のカート時代にベッテルが着用していたデザインが元となっている。
”レッドブル缶”を彷彿とさせるシルバーベースの本デザインは、レッドブル移籍初年度の2009年にも使用された。またベッテルは、初めてFIA-F1世界選手権を勝ち取った2010年も似通った意匠のヘルメットでシーズンを戦った。
このトリビュートヘルメットには「Danke Didi!(ありがとう!ディディ)」のメッセージと共に、雄牛を模したレッドブルのロゴマークも入れられているが、寛大にも現在ベッテルが所属するアストンマーチンはこれを容認した。
「ディートリッヒ・マテシッツがパイオニアであり、伝説的な存在であったのは、レッドブル内においてのみではない。彼はこのスポーツ全体にとってそうだった」とアストンマーチンはSNSを通じて述べた。
「敬意の印とトリビュートとしてベッテルは、今週末のメキシコGPで象徴的なオリジナルデザインのヘルメットを着用する。ダンケ、ディディ。アストンマーチンF1チームより」
Respect @AstonMartinF1 🤜🤛 https://t.co/2TR67BwFGT
— Oracle Red Bull Racing (@redbullracing) October 27, 2022
この粋な計らいにレッドブル・レーシングは感謝の意を表した。
Danke Didi pic.twitter.com/7Hwm3d9L5B
— 𝙅𝙚𝙣𝙨 𝙈𝙪𝙣𝙨𝙚𝙧 𝘿𝙚𝙨𝙞𝙜𝙣𝙨 (@JMD_helmets) October 28, 2022