フェルナンド・アロンソ「予選Q3進出を逃しても世界が終わるわけじゃない」
F1バーレーンGP公式予選を14位という不甲斐ない結果で終えたマクラーレンのフェルナンド・アロンソは「予選Q3進出を逃しても世界が終わるわけじゃない」と述べ、重要なのは明日の決勝だと主張した。
開幕戦をダブル入賞という最高の形で終え、レッドブルへの挑戦を口にするほど自信をみせていたアロンソだが、Q1でロマン・グロージャン(Haas)と同タイムの1分30秒530を記録。先に記録したという理由でグロージャンがノックダウン、辛うじてQ2進出を果たした程に遅かった。
去年散々こき下ろしていたホンダにも完敗した。アロンソとピエール・ガスリーとのタイム差は1秒近い0.883秒。F1における1秒は別次元の大差であり、これにはパドック中が驚きに包まれた。
予選Q3進出を逃しても世界が終わるわけじゃない
フェルナンド・アロンソ予選: 13位, FP3: 13位
今日は良くなかった。予選でのパフォーマンスは期待以下だった。フリー走行の時は問題なかったんだけど、予選ではスピードが出ずQ1から苦労してしまった。僕らは1周でのパフォーマンスを最適化しきれていないようで、タイヤから最大限のものを引き出せていない。理由を調べる必要がある。
これまでのところ、僕らはショートランよりもロングランのペースの方が良い傾向にある。昨日中古タイヤでロングランをしたんだけど、その時もかなりの競争力を感じた。今朝もそうさ。路面温度が高めの状態でのマシンの感触は良い。
リアタイヤのマネジメントは良くできていると思うから、決勝ではアドバンテージになると思う。そうは言っても僕らのグリッドはかなり後方に近いし、どうなるか様子を見てみるしかない。
Q3に進出できないと言っても世界が終わるわけじゃない。オーストラリアの時もQ2で敗退したけど、日曜の決勝で2台揃ってポイントを獲得した。もう一度同じ事ができれば良いね。
バーレーンはタイヤのデグラデーションが酷く、信頼性も問われる厳しいサーキットだから、引き続き集中して戦略面で良い仕事をする必要がある。スタートタイヤを選べるから有利だし、これを最大限に活かしたレースをしてみるつもりだ。ポイントが得られるレースは明日であり、今日じゃない。
2018年第二戦F1バーレーンGP決勝レースは、日本時間9日(月)0時10分にスタート。全長5,412mのバーレーン・インターナショナル・サーキットを57周する事で争う。昨年のレースは3番グリッドスタートのセバスチャン・ベッテル(Ferrari)がシーズン2勝目を挙げ、ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスのメルセデス勢が続く結果となった。