アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルとランス・ストロール、2021年9月2日F1オランダGPにて
Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

セバスチャン・ベッテル、F1アメリカGPでPU交換…グリッド降格ペナルティ消化へ

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サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されるF1第17戦アメリカGPに向けてセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)は、新品のパワーユニットを搭載してグリッド降格ペナルティを受ける予定だと明かした。

2013年のアメリカGPウィナーは、エンジン交換によって後方からスタートする見通しだと説明し「難しい週末になると思う」と苦戦を覚悟している事を認めた。

ただその一方で「どの位かは様子を見てみる必要があるけど、僕らはここで力強いはずだし楽しみにしている」とも語った。

具体的にどのコンポーネントを交換して何グリッドの降格を受けるかは現時点では不明だが、ベッテルは既にエキゾーストを除く全てのメルセデス製PUコンポーネントが年間上限基数に達しており、いずれか1基でも交換すれば10グリッド降格が科せられる。

よって予選でQ3に進出して上位に食い込まない限り、基本的にはICE(内燃エンジン)を含む全てのコンポーネントを交換する事が予想される。

コース幅が狭く、バックストレートの後に低速セクションが続くCOTAはカレンダーの中で最もオーバーテイクが容易であり、PUペナルティを受けるには理想的なコースだ。前回大会の2019年のレースではDRSを使ったものを含めて計60回の追い抜きが記録されている。

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