セルジオ・ペレス、初のショーラン参加で「ファンにとってのレッドブル・ホンダの重要性を実感」
レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスが、2021年FIA-F1世界選手権第17戦アメリカGPに先立って、前戦トルコGPを振り返りつつ週末に向けての抱負を語った。
ペレスはサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)での週末に先立ち、10月16日にアメリカ・テキサス州ダラスのハーウッド地区公道にて行われたレッドブル・ホンダのショーランに初めて参加した。
チームは今季型「RB16B」のリバリーを施した2011年型「RB7」を用意。ペレスはアキュラのロゴタイプとマークを掲げたレーシングスーツを着用してステアリングを握った。
イベントを振り返ってペレスは、駆け付けたファンの熱狂を目の当たりにして「レッドブル・ホンダの重要性を実感できた」として、2戦連続となる表彰台獲得に意欲を示した。
セルジオ・ペレスアメリカGPに向けて
トルコGPではWポディウムを獲得しました。シーズン残り6戦に向けての意気込み聞かせください。
気分は最高に良いよ。またクルマに乗るのが待ち切れないし、週末が凄く楽しみだ。
ここ4、5戦はメルセデスが非常に強く、僕らはスピード面で彼らに及ぶことが出来なかったけど、オースティンとメキシコは僕らにとって良いコースだと信じているし、より力強いパフォーマンスを披露できると思ってる。
トルコGPではクルーが素晴らしいチームパフォーマンスを見せてくれました。レッドブル・ホンダでの1年目をどのように楽しんでいますか?
僕らは一つのチームとして上手く仕事に取り組めているし、残りのシーズンを楽しみにしている。今回は僕らにとって重要な一戦だし、チームと同じように僕もかなり気合が入っている。オースティンでは再び表彰台に上れることを願っている。
土曜日にダラスでの初めてショーランに参加しました。アメリカGPに向けての意気込みは如何ですか?
ショーランに参加したことで、週末のレースに向けて素晴らしいエネルギーを得ることができた。
僕らはシーズンを通して小さなバブルの中で生活してF1に集中しているから外で起こっていることを忘れがちになるけど、こうしたイベントに参加すると、レッドブル・ホンダとしての僕らが皆にとって如何に重要な存在であるかを、そしてこのスポーツが人々にとってどれほど重要かを実感することができた。
イベントにはたくさんのメキシコ人やラテン系の人たちが僕を見に来てくれた。その応援が本当に嬉しかった。僕のファンは僕にとって世界そのもので、本当に特別でユニークな存在だからオースティンで彼らに会うのが楽しみでしょうがない。
ダラスに集まってくれた観客は本当にエネルギッシュで熱狂的だったから、今週末もあの雰囲気を体験するのが待ち遠しい。観客がまばらなグランプリは凄く寂しいものだし、今週末はきっと素晴らしい雰囲気になるはずだ。
オースティンでは皆に素晴らしい週末を過ごして貰いたいと思っているし、前回のトルコでの成功を再現したいと思ってる。
あなたにとってアメリカでのレースは何を意味するのでしょうか?
オースティンは僕にとって第二の故郷のようなものだ。ファンがいつも温かく迎えてくれるからアメリカは大好きだ。
今週末は僕とチームに多くの声援があるだろうから、観客とメキシコのファンが喜んでくれるようなレースがしたいと思ってる。
アメリカでのグランプリ、そしてメキシコでのホームレースと、僕にとってはシーズンの中で最も特別な時期を迎える。マイアミで来シーズン、レースが行われるのは素晴らしいことだと思うし、僕にとってはもうひとつホームレースが増えたように感じられるだろうね。
アメリカでレースをするようになって数年が経つけど、徐々にF1に対する情熱が高まっているのを感じる。5年前には今ほどの人気はなかったけど、アメリカにおけるF1は今後は益々発展していくんじゃないかと思う。
アメリカGPの戦いの舞台となるのはイスタンブール・パークと並び、ヘルマン・ティルケ最高傑作の一つと称される1周5516m、全20コーナーを持つサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)だ。
2019年の前回大会ではバルテリ・ボッタス(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、予選5番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンが2位フィニッシュを果たして6度目のF1ワールドチャンピオンを獲得した。3位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)という結果だった。
F1アメリカGPは、日本時間10月23日(土)1時30分からのフリー走行1で幕を開ける。