フェルスタッペン、レッドブルホンダに警告「シンガポールは最悪の出来、気を引き締めないと」
マックス・フェルスタッペンは、メルセデスの2台を抑えて3位表彰台に上がったF1第15戦シンガポールGPは、結果としては「十分」だとしながらも、パフォーマンスという観点で見れば、直近の6レースの中で「最悪の出来」だったと評した。
舞台となったマリーナベイ市街地コースは、レッドブル自身が「レッドブル・サーキット」と呼ぶほど得意としてきたコースであったが、蓋を開ければ惨敗。予選ではメルセデスとフェラーリに敗れ、決勝ではメルセデスの失策がなければポディウムはなかった。
チーフ・テクニカル・オフィサーを務める空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイは「メルセデスが早々にピットインしていれば、この結果はなかっただろう。余りにも大きすぎるオプションタイヤのデグラデーションが、我々を後押ししたのだ」と述べ、表彰台は自ら掴み取った結果ではないとの考えを示した。
フェルスタッペンはレース後「僕らは優勝を目標にここに来たのに、全くそんな状況じゃなかった。決勝より予選の方が酷かった。要は、ちょっとした戒めだよ」と語り、レッドブル・ホンダは気を引き締めるべきだと警告した。
「パフォーマンスに関して言えば、オーストリアGP以降のレースの中で最悪だったと言える。上手くやれるって期待してたんだけどね。幾つか考えうる敗因があるから、すべて分析した上で、ソチまでに改善できるかどうかを確認してみるつもりだ」
「シンガポールは、僕らのマシンにとってベストなレイアウトを持っていたわけじゃないけど、クルマが何処で上手く機能してなかったのかはハッキリしてる。個人的には、クルマが思っていた様に機能しなかったのはコーナーが多過ぎたせいだと思ってる」