アルファタウリ・ホンダ、新セットアップでTOP10連取と好発進「まだ改善できる」とガスリー
アルファタウリ・ホンダは、7月31日(金)に行われた2020 F1第4戦イギリスGP初日2回目のプラクティスで、ピエール・ガスリーがダニエル・リカルド(ルノー)をコンマ1秒差で抑える8番手タイムをマーク。ダニール・クビアトは赤旗の影響もあり新品タイヤでのアタックができず15番手でクルマを降りた。
「特に大きな弱点がない」というAT01のパフォーマンスを更に高めるべく、チームはシルバーストン・サーキットでの連戦に向けて、新しいセットアップアイテムとテスト用の新パーツを持ち込んだ。その効果は少なからずあったようで、FP1ではクビアトが10番手、ガスリーが11番手に並び、2度のセッションで少なくとも1台がトップ10に食い込むタイムを刻んでいる。
チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「慌ただしかった開幕3連戦で収集したデータを元に、クルマの性能を向上させるための幾つかの新しいパーツとセットアップを用意した。過去のレースとは異なり、タイヤの空気圧が高く、かつ路面温度が高いコンディションであったため、タイヤのオーバーヒートが問題となっていたが、明日以降は気温が低下する予報だし、まだやるべき事はあるものの、パフォーマンス面では一歩前進できたと思う」と説明した。
アルファタウリ・ホンダ:F1イギリスGP初日
ピエール・ガスリーFP2: 8位, FP1: 11位
シルバーストン・サーキットは今シーズン最高のコースのひとつだ。再び戻ってくることができて凄く嬉しい。
大量に走り込めたし、テストもたくさん消化出来たから全体として良い形で週末をスタートできたと思うけど、マシンはまだ自分の思い通りに仕上がっていないから、今夜は改善に取り組む必要がある。
適切に対処できれば、明日に向けてもう少しパフォーマンスを上げられると確信している。
ダニール・クビアトFP2: 15位, FP1: 10位
新品タイヤでのアタックラップが赤旗の影響で台無しになってしまったけど、それを除けば生産的な一日になったと思う。赤旗の影響でラップを諦めなきゃならず、中古のタイヤでタイムを記録しなきゃならなかったからね。
でもそれ以外については、様々な事に取り組めたし、マシンバランスも満足できるレベルに仕上がってきている。今夜はすべてのデータを分析して、明日に向けて更に改善させるために何ができるかを考えるつもりだ。
初日をトップで締め括ったのはランス・ストロール(レーシングポイント)。2番手アレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)を100分の9秒差で退けた。3番手には0.157秒遅れでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続く結果となった。
F1イギリス・グランプリ3回目のフリー走行は日本時間8月1日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。