レッドブル・レーシングのモーターホームから降りるマックス・フェルスタッペン、2020年RB16のシェイクダウンにてcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

ホンダ製PUを搭載したRB16は芸術作品、とレッドブル…初走行終えて漂うポジティブな雰囲気

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ホンダ製PUを搭載したRB16は芸術作品…レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表はシェイクダウンを終えてこう述べた。無事に初走行を消化したミルトン・キーンズのチーム内には、ポジティブな雰囲気が漂っている。

ホンダエンジンを積む2代目RB16は、バルセロナで行われるプレシーズンテストを1週間後に控えた12日、本拠からほど近いイギリスGPの舞台、シルバーストーンサーキットでトラックデビューを果たした。晴天ながらも寒い気候の中、ステアリングを握ったマックス・フェルスタッペンは、全長2.638kmのナショナルサーキットで周回を重ね、一連の計画プログラムを完了させた。

シルバーストーン・サーキットを走行するレッドブル・ホンダRB16

フェルスタッペンはこの日を心待ちにしていた。「今日の重要課題は、バルセロナに到着する前に全てをきちんと稼働できるように、クルマをちゃんと走らせる事にあった。久しぶりのF1マシンだったから、今日は凄く楽しみにしてたんだ」とフェルスタッペンは語る。

「一旦エンジンがかかってしまえば、すぐに(オンシーズンの時の)感覚が戻ってくる。エンジンに火が入る前は毎年、新しいシャシーやエンジンに対しての期待が凄く膨らむよ。今日は全てが順調だったし、来週のテストが楽しみだ」

「チームとしての目標は当然、昨シーズンよりも前進して、チャンピオンシップを懸けて戦える場所に立つことだ。チームには凄く高いモチベーションが溢れてる。この冬はチーム内の誰もが懸命に仕事に取り組んできたし、良い方向に進めてると思ってる」

「ほんと(開幕が)待ち遠しい! すぐにでも競争力を発揮できることを祈ってる。そうすれば、とても面白く楽しい1年になるだろうからね」

マックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボン、2020年RB16シェイクダウンにて

アレックス・アルボンはこの日、チームメイトの走りをガレージから熱心に見守るだけであったものの「シミュレーターでかなりトレーニングを積めたし、良い形で冬休みを過ごせたと思う。今日はようやくその成果をコース上で見ることが出来て良かった」と満足げだ。

「僕としてはこの場に立ち会って、マックスとチームの双方から最初のフィードバックを得ることが大事なんだ。バルセロナテストに向けて全て順調みたいだし良かったよ。今日がただのフィルミングデーだってことは分かってるけど、そうは言ってもワクワクするね! テストで実際にマシンに乗るのを本当に楽しみにしてる」

ピットウォールからRB16のシェイクダウン走行を見守るレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表

RB16は伝統のカモフラージュ柄ではなく、チーム本来のカラーリングを身にまとってコースに降り立った。テクニカルレギュレーションが2019年から引き継がれ安定しているため、RB16は前季型を発展させたマシンであり、各細部を見ても明らかな通り、非常に洗練されている。

クリスチャン・ホーナー代表はホンダと連携しながら進めてきた開発について「ホンダとのデビューシーズンは最高に上手くいき、パートナーシップはますます強固になった。冬の間の開発は本当にポジティブで、舞台裏で重ねられた努力は本当に印象的だった。パワーユニットとシャシーの双方が更に性能を上げており、これらが統合した姿は芸術作品にも等しい」と語った。
 
シェイクダウンを終えた今、レッドブル・ホンダは19日(水)よりカタロニア・サーキットで開催されるプレシーズンテストに向けての準備を進めていく事になる。