アルボン、ピットミスで11位「本来ならダブル入賞だったはずなのに…」F1スペインGP《決勝》
第5戦F1スペインGP決勝レースを11番手で終えたトロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンは「本来なら2台揃ってトップ10でフィニッシュ出来たはず」と述べ、ピットミスによって惜しくも入賞を逃したことに肩を落とした。
レース終盤に迫ろうかという46周目。14番手を争っていたランス・ストロール(レーシングポイント)とランド・ノリス(マクラーレン)がクラッシュ。ターン2の進入の際に、イン側後方にいたノリスがストロールに突っ込んだ。
これに伴い黄旗が振られ、セーフティーカーが出動。これを好機とみたトロロッソ陣営は、2台同時にピット作業を済ませようと、アルボンとダニール・クビアトにピットインの指示を出した。
ところが、両者のタイヤを取り違えてしまうハプニングが発生。二人のドライバーはかえってポジションを落とす事となり、10番手を走行していたアルボンはポジションを一つダウン。クビアトはその後、挽回して9位でフィニッシュしたものの、アルボンの方は最終11位でチェッカーを受けた。
ピットミスで11位「本来ならダブル入賞出来ていたはず」
アレックス・アルボン決勝: 11位, グリッド: 11番手
ポイント獲得を目の前にして掴み損ねたのは残念だけど、ロマン(グロージャン)とのバトルは楽しかった。横並びになって同時にターンインした時は、クラッシュする可能性を感じたから一旦引くことにしたんだ。そうでなきゃオーバーテイク出来ていたはずだ。
本来なら2台揃ってトップ10でフィニッシュ出来たはずなのに、ピットストップでレースを失う事になってしまった。原因を解明して今後に役立てなきゃならない。ストレスが溜まるレースだったけど、自分のパフォーマンスには満足してる。次のモナコでポイント争い出来る事を楽しみにしてる。
66周で争われた決勝レースでは、予選2番手のルイス・ハミルトンがスタート直後にトップに浮上。そのまま逃げ切り今季3勝目を手にした。2位にはバルテリ・ボッタスが続きメルセデスが1-2。3位表彰台にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが滑り込んだ。