Sky F1のテッド・クラビッツ、フェルスタッペンの取材拒否騒動について初めて口を開く
F1メキシコGPで起きたマックス・フェルスタッペンとレッドブルによる取材拒否騒動について、Sky Sportsのピットレーン・レポーター、テッド・クラビッツが初めて口を開いた。
エルマノス・ロドリゲスでの週末、レッドブルとフェルスタッペンは全世界のSky系列会社を対象に一切の取材を拒否した。週末の放送にフェルスタッペンやクリスチャン・ホーナー代表が登場する事はなかった。
一件は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がフェルスタッペンに昨年のタイトルを「奪われた」等とするクラヴィッツの「一連の軽蔑的」な発言が原因と見られており、フェルスタッペンは「加減にしろ」と苛立ちをあらわにし、ホーナーは報道解説には中立性が必要だと強く反発した。
ブラジル・サンパウロでの予選を終えてクラビッツは番組「Ted’s Notebook」の中で「メキシコでマックス・フェルスタッペンと私、そして我々との間で起きた件についてフォローしたい」と語った。
「聞いて欲しい。我々は腰を据えて話し合った。良い会話ができたと思う。マックスが昨日言っていたように、我々はこれについて一線を引いた。前に進んでいく」
サンパウロGPの開幕を前にフェルスタッペンは、詳細にこそ踏み込まなかったものの、一件について終止符を打った事を明らかにし、Sky Sportsのコメンテーター、デビッド・クロフトからの取材を受けた。
伝えられるところによるとボイコット騒動を受け、Sky SportsのF1ディレクターを務めるビリー・マッギンティが今週初めにレッドブルの元を訪れ、騒動について話し合った。
クラビッツ然り、Sky Sportsは一件について公式に謝罪していないが、それはフェルスタッペンの意向によるものなのかもしれない。
今年2度目のタイトルを獲得し、一層成熟したドライバーへと成長した25歳のオランダ人ドライバーは母国メディアとのインタビューの中で「(Sky Sports及びクラビッツとの)対話の様子を生放送する必要はない。皆は見るだろうけど、それは全く不要だ」と語った。