ガレージに運び込まれれるアレックス・アルボンのRB16、2020年F1サクヒールGPにて
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アレックス・アルボン、混乱の予選を懸念「道を譲る一方でタイヤをクールダウンさせなきゃならないし…」

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レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは12月4日(金)に行われたF1第16戦サクヒールGP初日プラクティスを振り返って「道を譲る一方でタイヤをクールダウンさせなきゃならないし…」と述べ、土曜に行われる予選が混乱に満ちたものになる可能性があるとの懸念を表明した。

アルボンは、ターン2でスピンを喫した事で早めに走行を切り上げたものの、FP1では3番手をキープ。しかしながらFP2では、レーシングポイントのセルジオ・ペレスとルノーのエステバン・オコンに先行を許してチームメイトからコンマ2秒遅れの5番手となり、6番手クビアトに0.032秒差まで詰め寄られた。

順位 ドライバー チーム タイム
4 エステバン・オコン ルノー 33:36.000 +0.227 50
5 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 51:50.400 +0.323 42
6 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 37:55.200 +0.355 58

バーレーン・インターナショナル・サーキットのアウタートラックは、通常の”グランプリトラック”とは異なり全長が僅か3,543mと非常に短いにも関わらず高速である事から、予選ではトラフィック処理が大きな課題になると考えられている。

トラフィックによる混乱の予選を懸念

アレックス・アルボンFP2: 3位, FP1: 5位

アウタートラックは本当に独特なレイアウトだね。結構チャレンジングな箇所もあり、攻略する感じが楽しかった。今夜はデータを見直して、うまくいった部分とそうでない部分を見直すつもりだ。

どういうわけかFP2よりFP1の方がグリップがあったように感じたから、その点は確認する必要があるけど、全体的にレースペースは上々でポジティブだった。とは言えまだ始まったばかりだ。

予選で前走車とのギャップを確保するのは簡単じゃなさそうだ。タイヤをクールダウンさせるためにかなり低速で走らなきゃならない一方、アタックするマシンとのスピード差が大きいから、周囲の状況に細心の注意を払わなきゃならない。(後続車両の状況を知らせる役割の)エンジニア達にとっては大忙しの予選になるんじゃないかな。

ドライバー足る者、お互いに尊重して譲り合って走るべきだけど、その一方で自分の計測ラップに向けてタイヤを作動温度領域に入れなきゃならないから、この点については今夜のドライバーズブリーフィングで話し合う事になると思う。


初日をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトンの代役に起用されたジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を0.128秒差で退けた。3番手には0.153秒遅れでセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続く結果となった。

F1サクヒールグランプリ3回目のフリー走行は日本時間12月5日(土)23時から、公式予選は同6日(日)2時から1時間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットのアウタートラックで開催される。

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