シュートアウトでポールポジションを獲得してガッツポーズを取るオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2023年10月7日F1カタールGP
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ピアストリが衝撃のSP初ポール!コーナー形状変更を経てまたもトラリミ多発 / F1カタールGP《シュートアウト》結果とダイジェスト

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2023年シーズンのFIA-F1世界選手権18戦カタールGPシュートアウトが10月7日(土)に行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がキャリア初のスプリント・ポールポジションを獲得した。角田裕毅(アルファタウリ)は18番手でSQ1敗退を喫した。

初日の予選に続き、またもトラックリミット違反がリザルトに影響を及ぼした。スプリントでの3年連続戴冠が濃厚のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は最初の2ラウンドを1ランのみで通過するも、SQ3最初の計測ラップを抹消され、バンカーなしに最終アタックに臨んだ結果、3番手に留まった。

ランド・ノリスは最初のラップで暫定ポールに立つも、最終コーナーで飛び出し、タイムを更新した僚友ピアストリから0.082秒遅れの2番手でセッションを終えた。

ロサイル・インターナショナル・サーキットでの初日を経てタイヤに関する安全上の懸念が発生した事で、2日目に向けてターン12・13に急遽変更が加えられた。縁石の内側にペイントによる”疑似縁石”を設け、クルマから”リアル縁石”を遠ざけた形だ。

FIAによると「多くのタイヤでトッピングコンパウンドとカーカスコードの間のサイドウォールに剥離が発見」された。その原因は、タイヤのサイドウォールと50mmの高さの縁石が「高周波干渉」を引き起こし、縁石に乗り上げる事で状況が悪化している可能性が高く、この状態で周回を重ねるとパンクの恐れがあるという。

コーナーの修正を受けシュートアウトを前に、ドライバーが慣れるための10分間の追加プラクティスが行われた。F1スプリントの状況次第では決勝レースで3ピットストップを義務付ける可能性もあると説明されている。

シュートアウトでは3ラウンドを通じて多くのドライバーがトラックリミット違反を犯した。幅が狭くなり形状が変化したターン12・13に完全に対処するには、10分間では不十分だった可能性が高い。予選では22件のトラックリミット違反があったが、シュートアウトでは計31件に増加した。

前日の予選でフロントロウを獲得したジョージ・ラッセル(メルセデス)は、カルロス・サインツとシャルル・ルクレールのフェラーリ勢を抑えて4番手につけたが、僚友ルイス・ハミルトンは12番手でSQ2敗退に終わった。タイム抹消の影響があったが、それがなくとも11番手でノックアウトしていた。

ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)はセルジオ・ペレス(レッドブル)を抑えて7番手を記録。SQ3最速タイムが抹消されたフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)は5番手から9番手に後退した。10番手エステバン・オコン(アルピーヌ)もまた、抹消により10番手に下がる事となった。

アルファタウリ勢は予選と好対照な結果となった。

前日に本戦の11番グリッドを確保した角田裕毅は1000分の5秒差で周冠宇(アルファロメオ)を抑え、15番手ギリギリでミディアムタイヤ縛りのSQ1を突破したかに思われたが、トラックリミットにより18番手に沈んだ。対して予選Q1敗退のリアム・ローソンは10番手でSQ2に進出。ピエール・ガスリー(アルピーヌ)に続く12番グリッドを持ち帰った。

ランス・ストロールは16番手に終わり、2日連続で予選ファーストラウンドを通過できなかった。ローガン・サージェント(ウィリアムズ)は複数のタイム抹消によりノータイムに終わり、スプリントを最後尾20番グリッドからスタートする。

2023年F1第18戦カタールGPシュートアウトリザルト

Pos No Driver Team Q1 Q2 Q3 Laps
1 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 1:25.979 1:25.496 1:24.454 18
2 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:25.672 1:24.947 1:24.536 14
3 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 1:25.510 1:25.199 1:24.646 12
4 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:25.413 1:25.027 1:24.841 17
5 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:25.872 1:25.433 1:25.155 21
6 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:26.266 1:25.367 1:25.247 21
7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 1:26.450 1:25.499 1:25.320 16
8 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダRBPT 1:26.123 1:25.143 1:25.382 17
9 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 1:25.936 1:25.344 DNF 13
10 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:26.072 1:25.510 DNF 15
11 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 1:25.829 1:25.686 12
12 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:26.424 1:25.962 14
13 77 バルテリ・ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 1:26.449 1:26.236 8
14 40 リアム・ローソン アルファタウリ・ホンダRBPT 1:26.202 1:26.584 12
15 24 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 1:26.669 1:54.546 10
16 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:26.849 8
17 23 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1:26.862 6
18 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダRBPT 1:26.926 6
19 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:27.438 5
NC 2 ローガン・サージェント ウィリアムズ・メルセデス 2:05.741 7

コンディション

天気晴れ
気温36℃
路面温度43℃

セッション概要

グランプリ名 F1カタールGP
セッション種別 シュートアウト
セッション開始日時

サーキット

名称 ロサイル・インターナショナル・サーキット
設立 2004年
全長 5419m
コーナー数 16
周回方向 時計回り

F1カタールGP特集