出場停止危機のピエール・ガスリー、F1サンパウロのスプリントで召喚…アルピーヌ勢も調査対象
元F1ドライバーのデレク・ワーウィックら4名から成るF1サンパウロGPのスチュワードは11月12日(土)にインテルラゴスで行われた24周のスプリントを経て、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)を召喚した。聴聞会は現地17時45分より行われる。
ガスリーはレースディレクターの指示を無視した疑いが持たれている。ニールス・ヴィティヒは「レコノサンスラップ中に不必要に低速で走行しない」よう通達していたが、これに違反した可能性がある。
ガスリーは今年5月以降、立て続けにペナルティポイントを受けており、スーパーライセンスの1戦停止処分が下される12点まで2点しか猶予がない。ポイントの有効期限は12ヶ月間で、アルピーヌ移籍後の来年5月までポイントが減算される事はない。
ガスリーはこの状況について「本当に嫌だし、かなり微妙な状況」で「恥ずかしいことでもある」とする一方、出場停止処分を受けるに値するような危険なドライビングはしていないと主張。ペナルティポイント制度の改定を求めて国際自動車連盟(FIA)と協議を重ねている。
なおスプリントではアルピーヌ勢が2度に渡って接触する場面があった。スチュワードはエステバン・オコンとフェルナンド・アロンソを召喚。現地18時より聴聞会を行う。
更に3位のルイス・ハミルトン(メルセデス)、11位のダニエル・リカルド(マクラーレン)、13位の周冠宇(アルファロメオ)に関してもグリッド違反の疑いがあるとして調査が行われている。グリッドボックスをはみ出して停車した可能性がある。