Courtesy Of Red Bull Content Pool
ペナルティで表彰台逃したペレス、実際は事前警告があった? 意見を異にするレッドブル・ホンダとマイケル・マシ
レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスが3位フィニッシュしながらもモンツァの表彰台でシューイを体験できなかったのは、タイムペナルティでチェッカー時点のタイムに5秒が加算されたためだ。
ペレスはマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの劇的クラッシュによるセーフティカー導入のタイミングでピットに入り、ミディアムからハードタイヤに交換。4番手でコースに復帰した。
その後、32周目にシャルル・ルクレール(フェラーリ)を交わして3番手に浮上したものの、追い抜きの際にシケインをカットした事でアドバンテージを得たと見做され、5秒ペナルティーによって最終5位に終わった。
即座にポジションを明け渡せば罰則を科される事はなかったが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「レースオフィスからポジションを戻せという指示がなかった事を踏まえれば、(違反か否かは)かなりギリギリのラインにあったものと感じている」と述べ、レースコントロールから警告はなかったと説明した。
だが、FIAレースディレクターを務めるマイケル・マシは「ポジションを返上するよう提案した」と述べ、クリスチャン・ホーナーの主張を退けている。チーム側からの返答もあったとしており、無線が不通だったという事はなさそうだ。
ペレス自身は「あそこは僕のコーナーだった。僕はシャルルの前にいたわけで、ペナルティーに関してはもっと広い視野で見て欲しかった。でも仕方がないから挽回する事に集中した」と一件を振り返っている。