セルジオ・ペレス、3位を奪った罰則裁定に不服「もっと広い視野で見て欲しかった」
セルジオ・ペレスは9月12日に開催されたF1イタリアGP決勝レースでマクラーレン勢に続く3位チェッカーを受けたものの、シャルル・ルクレール(フェラーリ)との攻防の際の一件で罰則裁定を受けていたため表彰台に上がる権利を失った。
ペレスは、僚友マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンの接触事故によるセーフティカー導入のタイミングでピットに入り、ミディアムからハードタイヤに交換して4番手でコースに復帰。その後、ルクレールを交わして3番手に浮上したものの、追い抜きの際にコース外に出てアドバンテージを得たとして5秒ペナルティーが科された。
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはスチュワードの裁定について「チェコ(ペレス)は本当に不運だった。レースオフィスからポジションを戻せという指示がなかった事を踏まえれば、(違反か否かは)かなりギリギリのラインにあったものと感じている」と語った。
もっと広い視野で見て欲しかった
セルジオ・ペレス決勝: 5位, グリッド: 8番手
本当に波乱の多いレースで表彰台を逃す事になってしまい本当に残念だ。
あそこは僕のコーナーだった。僕はシャルル(ルクレール)の前にいたわけで、ペナルティーに関してはもっと広い視野で見て欲しかった。でも仕方がないから挽回する事に集中した。
チームとして可能な限りレースを戦ったけど、オーバーテイクはできないし、後続のマシンを抑え続けるのも本当に大変だった。
マクラーレンは本当に速くて、とてもじゃないけど負かす事はできなかった。今週末の彼らは好調続きで、特にストレートでついていくのが大変だった。
トラクションも良いし一度も脅かす事ができなかったけど、ここは僕ら向きのコースじゃないし、気持ちを切り替えてロシアでの次の戦いを楽しみにしている。
タイトル争いはまだまだこれからだ。
9月12日(日)にモンツァ・サーキットで行われた2021年F1第14戦イタリアGPでは、タイトル争いを繰り広げる2台がクラッシュによってリタイヤを喫するなど波乱の展開となり、3番グリッドからスタートしたダニエル・リカルドが移籍後初優勝を飾り、2位にランド・ノリスが続いた事でマクラーレンが1-2フィニッシュを果たした。3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。
ソチ・オートドロームを舞台とする次戦ロシアGPは9月24日のフリー走行1で幕を開ける。