ファンステージで観客に話すセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、2023年9月23日(土) F1日本GP(鈴鹿サーキット)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

セルジオ・ペレス、僅か19分で大量ペナルティポイント…F1日本GPでのマグヌッセンへの衝突とSC規定違反で

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セルジオ・ペレス(レッドブル)は2023年F1日本GPレースでの僅か19分間に2件のレギュレーション違反を犯し、計4点のペナルティポイントを受けた。過去12ヶ月間の累積点は3点から7点に増加した。あと5点でレース出場停止処分が科される。

1周目のターン1に向けてルイス・ハミルトン(メルセデス)と接触したペレスは、セーフティーカー(SC)導入を経てフロントウイングの交換のためにピットイン。コースに復帰する際、F1競技規定第55条8項に違反した。

SCライン2の手前までであれば、ピットレーンから出る際に他車やSCを追い越すことができるが、ペレスはこのラインを越えた後にフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)をオーバーテイクした。結果、5秒のペナルティと2点のペナルティポイントを受けた。

その後、12周目のヘアピンでケビン・マグヌッセンのイン側に飛び込みハースVF-23の左リアに接触。これにより交換したばかりのウイングを破損し、2セット目のウイングの交換を強いられた。

エンリケ・ベルノルディを含む4名のスチュワードは、殆ど並走すらしていない状況であった事を指摘し、ペレスには「ターン11で競り合う余地がなかった」として衝突の主な責任はペレスにあると判断。再び5秒のペナルティと2点のペナルティポイントを科した。

レッドブルは2回目の5秒ペナルティを消化しないままにペレスをガレージに入れリタイヤさせた。

だが、ペナルティ未消化の状態で次戦カタールGPを迎えるとグリッド降格が科される恐れがあったため、40周目にコースに復帰。翌周の終わりにピットインして5秒を消化すると、もう1周走って再びガレージにクルマを入れた。

ガレージを出てレースに戻るセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、2023年9月24日(日) F1日本GP(鈴鹿サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

一旦は入ったガレージを出てレースに戻るセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)、2023年9月24日(日) F1日本GP(鈴鹿サーキット)


2023年F1第17戦日本GP決勝レースではマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインでレッドブルのコンストラクターズ選手権連覇を決め、2位にランド・ノリス、3位にオスカー・ピアストリが続く結果となった。

ロサイル・インターナショナル・サーキットを舞台とする次戦カタールGPは10月6日のフリー走行1で幕を開ける。

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