リアム・ローソン「フェアだった」角田裕毅と白熱の接戦、1周目から抜きつ抜かれつ
2023年の鈴鹿F1日本GPのオープニングラップで角田裕毅と熾烈な10位争いを繰り広げたリアム・ローソン(アルファタウリ)は「アグレッシブだったけど、フェアなレースだった」と振り返った。
ともにソフトタイヤを履いてグリッドに着いた両者は、1周目のS字をサイドバイサイドで通過。デグナーでローソンが追い抜き、ヘアピンで角田裕毅がやり返し、そしてスプーンで再びローソンがオーバーテイクを決めて10番手に浮上と、ピットウォールはさぞかし肝を冷やしたことだろう。
2人は序盤のセーフティーカー(SC)のリスタートでポイント圏内を維持すると、第2スティントでも接戦を繰り広げた。最終的にはハードタイヤを2セット持つ後方アルピーヌ勢からポジションを守り切る事ができず、ローソンは11位、角田裕毅は12位でレースを終えた。
キャリア4戦目のレースを経てローソンは「今日はロングランで競争力がなく、前を行くアルピーヌのスピードにもついていけなかった」と振り返った。
「残念ながら今日は、2台ともトップ10に入れるだけのペースがなかったように思う」
「それでもチームのためにポイントを目指して頑張った。クルマに乗り込む度に自分自身を証明しようとしてきた。今日はそれができたと思う」
アルファタウリは前日の朝、2024年のドライバーラインナップとして角田裕毅とダニエル・リカルドの続投を発表した。ローソンは来年のレースシートがなく、再びリザーブドライバーの役割に戻る。
2023年F1第17戦日本GP決勝レースではマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインでレッドブルのコンストラクターズ選手権連覇を決め、2位にランド・ノリス、3位にオスカー・ピアストリが続く結果となった。
ロサイル・インターナショナル・サーキットを舞台とする次戦カタールGPは10月6日のフリー走行1で幕を開ける。