レッドブル・レーシングのロゴが掲載された衝立を前に立つマックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボン、2020年F1オーストラリアGPcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

フェルスタッペン、F1開幕前にテスト行わず「メルセデスにアドバンテージなし」

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7月のレッドブル・リンクでの開幕戦に向けてライバルがプライベートテストを実施・計画する中、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは事前にF1マシンを使ったテストを行わない事を明らかにした。

オーストリアGPに向けて、チャンピオンチームのメルセデスは火曜と水曜にシルバーストーンに2018年型「W09」を持ち込み、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがステアリングを握った。フェラーリは6月22日にフィオラノで同様のテストを行うものと見られており、レーシングポイントはフィルミングデイを利用して今季型「RP20」を走らせる事を計画している。

スカイスポーツとのインタビューの中でフェルスタッペンは、事前テストによってメルセデスがアドバンテージを得るかと質問され「いや、そうは思わない。彼らがドライブしたのは古いスペックのマシンだった。僕がテストを行わない理由はそれだ」と答えた。

F1競技レギュレーションでは、公式テストやプロモーション目的での年2回までの走行を除いて現行マシンでのテスト走行を禁止しているが、「TPS(Testing of Previous Cars)」枠を使えば、メルセデスやフェラーリのように2016年~2018年シーズン用に作られた旧型マシンを使ってテストを行う事が出来る。

フェルスタッペンは旧車でテストを行う利点はないと考えており「フリー走行で5周程走れば、フィーリングとリズムはすぐに取り戻せる」と主張した。チームメイトのアレックス・アルボンも同様に、テストなしにシュピールベルクに向かう事になるものと見られる。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でスケジュールに大きな狂いが生じたものの、フェルスタッペンは開幕に備えてトレーニングを続けており、フィジカル的な準備という意味では当初の開幕戦であるオーストラリアの時より整っていると語った。

プレシーズンテストから4ヶ月。チームは今回アップデートを持ち込み、RB16のパフォーマンスを更に強化する見通しだが、フェルスタッペンは「数ヶ月に渡ってレースをしていないから様子を見るしかない。クルマのアップデートがあるとは言え、僕はメルセデスが強さを発揮すると睨んでる。僅差の戦いになる事を祈っている」と述べ、シルバーアローへの強い警戒感を口にした。