エンジンサプライヤーとしてF1世界選手権に参戦する本田技研工業株式会社は9日、現在モータースポーツ部長を務めている山本雅史氏が、2019年4月1日付けで新設の「Honda F1マネージングディレクター」に就任する事を正式に発表した。

ホンダは今回の体制変更によって、従来以上にF1へのコミットメントを強化する方針で、目標としているF1ワールドチャンピオン獲得に向けてさらなる前進を続けていく、とした。なお山本雅史氏の後任には、ホンダ・メキシコの社長職を務めている清水宏氏が4月1日付けでモータースポーツ部長職に就任する。

モータースポーツ部長職は、国内外の2輪及び4輪レースの全てを統括する立場だが、新設のマネージングディレクター職はF1専任職。山本氏はF1全戦で現地に足を運び、スクーデリア・トロロッソ及びレッドブル・レーシングのマネジメントと協力しながら、選手権制覇に向けて全精力を傾ける事になる。