
リアム・ローソン「彼は分かってない」ブラウンの”レッドブル批判”に反論
マクラーレンのCEOザク・ブラウンが、レッドブルの現状を「マックス・フェルスタッペン頼み」と断じ、『RB21』の競争力は『VCARB 02』に劣ると発言したことを受け、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)は「彼は分かってない」と反論した。
2025年F1第12戦イギリスGPを目前に控える中、ブラウンは、ロンドン・トラファルガー広場でのイベント中、英衛星チャンネル『Sky Sports』のインタビューで、フェルスタッペンがいなければレッドブルは「レーシング・ブルズより下にいるはずだ」と述べた。
その背景には、フェルスタッペンが155ポイントを獲得してランキング3位につける一方で、チームメイトの角田裕毅がわずか10ポイントと低迷し、ランキングにおいてはレーシング・ブルズ勢にさえ及んでいないという、チームメイト間での圧倒的な成績差がある。
蘭専門メディア『Racingnews365』によると、この発言に対してローソンは、「ザク・ブラウンは理解していないと思う。自分が関わっていないのに、傍からああだこうだと言うのは簡単だ。彼は分かってないと思う」と反論した。
ローソンは今季、開幕2戦のみレッドブル「RB21」に乗り、その後、角田と交代。以降はレーシング・ブルズの『VCARB 02』をドライブしている。
RB21は「グリッド上で最も扱いにくいクルマ」とも評されるが、ローソンはその評価を下すには「時間がなさすぎた」と語る。
「僕がレッドブルで走ったのは2戦だけ。しかもどちらも初めて走るサーキットだった。わずか2つの週末で、あのクルマの速さや感触について語れるほどの理解は得られなかった」
「僕が主にドライブしているのはレーシング・ブルズのマシンだから、コメントできるのはそちらに限られる」