F1モナコGPでまさかの予選Q1敗退を喫しうなだれるフェラーリのシャルル・ルクレール

動画:モナコGP《予選》ハイライト / フェラーリに劇的ドラマ…痛恨のQ1敗退

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フォーミュラ1公式Youtubeアカウントが、25日土曜に行われた2019年第6戦スペインGP予選セッションの模様を収めた5分40秒のハイライト動画を公開した。トラフィックや路面インプルーブメントの関係で、毎年少なからずドラマが起こるモンテカルロのグリッド争い。今年はフェラーリがその主役となった。

波乱は第1ラウンドQ1で起こった。1セット目のアタックを終えたフェラーリは、シャルル・ルクレールが7番手、セバスチャン・ベッテルが11番手。ピットはベッテルを2度目のラップに送り出したものの、Q1突破に十分なタイムが得られたと判断し、ルクレールをガレージに待機させた。

2セット目のソフトタイヤに履き替えタイム計測に向かったベッテルは、プールサイドシケイン手前のガードレールにリアを接触。緊急ピットインを強いられた。この間に、路面の改善を味方につけたミッドフィールド勢がタイムを更新したため、ベッテルは17番手のノックアウトゾーンに沈んだ。

後がないベッテルは急ぎコースへと戻り、セッション終了間際にスタートラインを通過。底意地を見せたベッテルは、セクター1で全体ベストを刻んでトップタイムを記録し、無事にQ1突破を果たした。

だが、1回目のアタックを終えてガレージ内で待機していたルクレールは、他車のインプルーブメントによってズルズルとポジションダウン。カットオフラインを見誤ったために、1000分の52秒という僅差で16番手に後退。母国グランプリの晴れ舞台でまさかのQ1敗退を喫した。

F1モナコGPでまさかの予選Q1敗退を喫しうなだれるフェラーリのシャルル・ルクレール

予選結果とセッションの詳しい経緯については、2019年F1モナコGP予選ダイジェストを参照されたい。

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