2023年F1第20戦メキシコGPの3回目のフリー走行が現地10月28日(土)に行われ、アレックス・アルボン（ウィリアムズ）がFP1に続いてマックス・フェルスタッペン（レッドブル）に肉薄。0.070秒差の2番手につけた。角田裕毅（アルファタウリ）は7番手を記録した。

高地エルマノス・ロドリゲス・サーキットのダウンフォースは海抜0m地点と比較して約22%低い。ウィリアムズは今年、ロングストレートを持つローダウンフォース・コースで度々、力強い走りを披露してきた。もう一台のFW45をドライブしたローガン・サージェントも11番手と、チームにとってはコンストラクターズ選手権7位を確定的なものにする大きなチャンスとなるかもしれない。

トップ3はコンマ1秒と接近した。地元出身のセルジオ・ペレス（レッドブル）はジョージ・ラッセル（メルセデス）とオスカー・ピアストリ（マクラーレン）を抑えて3番手につけた。

上位3台に対してやや遅れたトップ4以降のグループには、6番手にバルテリ・ボッタス（アルファロメオ）、7番手に角田裕毅が並び、そのチームメイトのダニエル・リカルドが9番手に続いた。予選でのサプライズに期待がかかる。

パワーユニット（PU）及びギアボックス交換により最後尾スタートが決まっているため、通常であれば角田裕毅はQ1で走行を切り上げる事が予想されるが、フランツ・トスト代表はPU交換後のFP1を経て「2台揃ってQ3に行けるはずだ。少なくともこれが目標だ」としている。

イベント2日目を迎えた土曜のメキシコシティは晴れ渡り、週末最後のプラクティスは気温20℃、路面40℃のドライコンディションで開始された。全20台が最後の調整のために一時間に渡って周回を重ねた。

ルイス・ハミルトンはチームメイトからコンマ3秒弱落ちの10番手に留まったが、メルセデスとコンストラクターズ選手権2位を争うフェラーリはシャルル・ルクレールが13番手、カルロス・サインツが15番手と、更に低い位置でセッションを終えた。

最後のフライングラップに際してフェラーリ勢は2台ともがラップを妨害される格好となった。サインツはランス・ストロール（アストンマーチン）に前を塞がれスピンを喫し、ルクレールもケビン・マグヌッセン（ハース）に進路を塞がれラップを中止せざるを得なかった。

全3ラウンド、計1時間が予定されるF1メキシコGPの公式予選は、日本時間10月28日(土)30時からエルマノス・ロドリゲス・サーキットにて行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2023年F1第20戦メキシコGPフリー走行3（FP3）リザルト

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