キャップを被りマリーナベイ市街地コースのパドックを歩くリアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年9月16日(土) F1シンガポールGP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

リアム・ローソン、F1カタールも角田裕毅の僚友としてアルファタウリから参戦の見通し

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伝えられるところによるとシミュレーター・セッションを経てアルファタウリは、今週末のF1カタールGPで再び、角田裕毅のチームメイトとしてリアム・ローソンを起用する見通しだ。

骨折した手の回復状況を確かめるためにリカルドは、ロサイル・インターナショナル・サーキットでの週末に先立ちシミュレーターに取り組んだ。

複数の報道によると、このセッションを経てカタールGPの欠場が決定されたという。8月のオランダGPを含め、リカルドがレースを欠場するのは5戦連続となる。

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は先週末、「現時点ではおそらく、可能性は低いと言えるだろう」と述べ、カタールでのリカルドの復帰に慎重な姿勢を示していた

ホーナーは「順調に回復しているものの、来年のシートは決まっており、カタールに向けて慌ててカムバックする必要があるとは思えない」として、スプリントが採用されるロサイルで無理にコックピットに戻るより、更に2週間の猶予が得られるアメリカGPに照準を合わせるべきかもしれないと語った。

カタールGPのFP1を経てリカルドがステアリングを握れる状態にない事が判明した場合、ローソンはいきなり予選を戦わなければならなくなる。

オランダGPの初日フリー走行でリカルドが手を骨折して以来、ローソンは角田裕毅と並びAT04をドライブしてきた。過去4戦ではシンガポールでの9位フィニッシュにより2ポイントを獲得。13位以下でレースを終えた事はない。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのリカルド復帰以降はレッドブル及びアルファタウリのリザーブ・ドライバーとしての役割に戻ると共に、宮田莉朋に8点差のランキング2位につけるスーパーフォーミュラの最終鈴鹿2戦に臨むべく渡日する見通しだ。

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