鈴鹿サーキットのパドックを歩くリアム・ローソン(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年9月22日(金) F1日本GP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

リアム・ローソン、憶測とは裏腹に2025年F1シートは不透明

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角田裕毅とダニエル・リカルドの2024年続投発表を経て、レッドブルがリアム・ローソンに2025年のF1シートを保証したとの憶測が流れたが、チームが21歳のニュージーランド人ドライバーに約束したのは来季のテスト兼リザーブの役割のみのようだ。

アルファタウリはF1第17戦日本GPの土曜フリー走行を前に2024年も現行ラインナップを継続すると発表。2つのシートを巡るパドックの憶測に終止符を打った。

リカルドの骨折離脱を経て、スポット参戦の新人として十分以上の成績を収めてきたローソンに関しては、レッドブルが囲い込みのためにレッドブルあるいはアルファタウリの2年後のシートを確約したとのではと囁かれていた。

しかしながらレッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは英「Sky Sports」とのインタビューの中で、ローソンに2025年のシートを保証したのかと尋ねられると「人生において保証など存在しない」と否定した。

最終的には、レッドブル系チームに所属するマックス・フェルスタッペンを除く3名のドライバーのコース上でのパフォーマンス次第だろうが、保証がない事は必ずしも可能性がない事を意味するわけではない。

レッドブルの指揮官は「ダニエルが欠場を強いられた事で彼はチャンスを掴み、自身の才能を示したという点で我々の期待に応えた」として、「彼がテスト兼リザーブの役割に戻った後も我々は彼を育成し続けるつもりだ。彼は間違いなく2025年の候補になるだろう」と付け加えた。