レッドブルF1、ウィートリー離脱後の新体制を公表…ランビアーゼが昇進
スポーティング・ディレクター、ジョナサン・ウィートリーのアウディ移籍を受けレッドブルは、マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼのレース部門責任者への昇格を含む新たなチーム体制を発表した。
ウィートリーは2024年末までレッドブルに留まり、その後、ガーデニング休暇を経てザウバー/アウディに合流する予定だ。直接の後任は置かれず、複数名でその役割を分担する。
GPの愛称で知られるランビアーゼは、フェルスタッペンが2016年にチームに加入して以来、3度の世界チャンピオンのレースエンジニアを務めてきた。今後も同職を続けるが、並行して新しい役職を担う。
ランビアーゼはテクニカル・ディレクターを務めるピエール・ワシェの部下として、ヘリテージ部門、車体製造チームに対する全体的な責任を負うとともに、戦略グループや国際自動車連盟(FIA)とも連携を取る。
上級戦略エンジニアを務めるスティーブ・ノウルズは、競技規則担当責任者としてのウィートリーの役割を引き継ぎ、上司となるランビアーゼに代わって国際自動車連盟(FIA)との連絡役を担う。
シニアエンジニアのリチャード・ウルバーソンはレースチーム運営部門の責任者に、ジェラード・オライリーは物流部門の責任者に、フィル・ターナーはチーフメカニックからレースチーム・ファクトリー・オペレーション・マネージャーにそれぞれ昇進する。
レッドブルは2025年シーズン前に新たな体制に移行する予定だ。
ディフェンディングWチャンピオンのレッドブルは7戦連続で勝利から遠ざかっており、先週末のアゼルバイジャンGPでは2年ぶりにコンストラクターズ選手権首位から転落した。