
2025年F1イタリアGP《決勝》ハイライト動画:史上最速&最短での圧勝劇
現地時間9月7日、モンツァ・サーキットで開催された2025年FIA-F1世界選手権第16戦イタリアGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季3勝目をポール・トゥ・ウインで飾った。F1史上最速となる平均速度250.706km/hを記録し、1時間13分24秒325で53周を駆け抜けた。
2番グリッドから挑んだランド・ノリス(マクラーレン)は一時トップに立ったものの逆転を許し、最終的には19.207秒差をつけられ2位。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が3位に入り、マクラーレンはダブル表彰台を飾った。
角田裕毅(レッドブル)は9番手スタートながらも、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)との接触により車体を損傷してペースダウン、13位と入賞を逃した。角田は「越えてはいけない一線を越えた」とローソンを痛烈に非難した。
決勝:ハイライト動画
フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)は25周目、アスカリの出口で縁石を跨いだ瞬間にサスペンションが破損し、今季4度目のリタイヤを余儀なくされた。早々にクルマを降りると、「縁石の使い方は週末を通して変えていない」と述べ、クルマの信頼性不足によるものとの見解を示した。
入賞を争っていたカルロス・サインツ(ウィリアムズ)とオリバー・ベアマン(ハース)は、41周目のターン4で接触してスピン。一時的に黄旗が出されたが、2台とも走行を継続した。10秒ペナルティに加え、ペナルティポイントを加算されたことで、ベアマンはレース出場停止の危険水域に足を踏み入れた。
残り8周、マクラーレンはシャルル・ルクレール(フェラーリ)のアンダーカットを防ぐため、通常とは逆に2台の中で下位を走行していたピアストリを先にピットへ呼び込んだ。だが、左フロントの取り付けに時間を要し5.9秒をロス。これによりピアストリがチームメイトの前に出ることとなった。ピアストリは「スローストップもレースのうち」と不満を漏らしつつも、最終的にはノリスに2位を譲り、自身は3位でフィニッシュした。
次戦アゼルバイジャンGPは日本時間9月19日(金)のフリー走行で幕を開ける。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。