F1日本GP2016《決勝》結果とダイジェスト
心配された降雨もなく全22台すべてが完走した16年シーズンのF1日本GP。スタート時にメルセデスのルイス・ハミルトンが出遅れたことを除けば、特に荒れることなく静かに、だが熱く終了した。早くもメルセデスはシーズンのコンストラクターズタイトルを獲得。ポイントリーダーのニコ・ロズベルグが2位のルイス・ハミルトンに33ポイント差をつけた。
スタートミスで後退したルイス・ハミルトン
もっとも大切なスタートで、2位から8位まで後退したルイス・ハミルトンとは対象的に、ニコ・ロズベルグは危なげないレース運びをした。すべてはスタートで決したと言っても過言ではない。結果3位まで順位を戻し表彰台にあがるもその顔に微笑みはなく、インタビュー終了後早々に表彰台を後にした。
ルイスを完ぺきに抑えたマックス・フェルスタッペン
最終スティントに新品のハードタイヤに履き替えたルイス・ハミルトンが脅威のラップを重ね、一時トップから30秒近くあった差を10秒以内に削りながら2位走行中のレッドブルのマックス・フェルスタッペンに襲いかかる。抜きどころとしては、DRSを利用したホームストレートエンドの1コーナー前になるが、マックスはレッドブルマシンの特性を活かし、最終シケインで上手くトラクションをかけることで、何度も襲いかかるルイス・ハミルトンを見事に抑えきり2位表彰台。
悪夢のホームレースとなったマクラーレン・ホンダ
マシンのあらゆる能力・総合力を要求するホンダのホームである鈴鹿サーキット。今回マクラーレン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソが16位、ジェンソン・バトンが18位という全く手も足も出ない結果となった。パワーユニットの低性能が叫ばれるが、車体側も相当に改善が必要なことが改めて露呈されたレースとなった。
2016年F1第17戦日本GP決勝リザルト
Pos | No | Driver | Team | Laps | Time | Pts |
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1 | 6 | ロズベルグ | メルセデス | 53 | 1:26:43.333 | 25 |
2 | 33 | フェルスタッペン | レッドブル | 53 | +4.978 | 18 |
3 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 53 | +5.776 | 15 |
4 | 5 | ベッテル | フェラーリ | 53 | +20.269 | 12 |
5 | 7 | ライコネン | フェラーリ | 53 | +28.370 | 10 |
6 | 3 | リカルド | レッドブル | 53 | +33.941 | 8 |
7 | 11 | ペレス | フォースインディア | 53 | +57.495 | 6 |
8 | 27 | ヒュルケンベルグ | フォースインディア | 53 | +59.177 | 4 |
9 | 19 | マッサ | ウィリアムズ | 53 | +97.763 | 2 |
10 | 77 | ボッタス | ウィリアムズ | 53 | +98.323 | 1 |
11 | 8 | グロージャン | ハース | 53 | +99.254 | 0 |
12 | 30 | パーマー | ルノー | 52 | +1 lap | 0 |
13 | 26 | クビアト | トロロッソ | 52 | +1 lap | 0 |
14 | 20 | マグヌッセン | ルノー | 52 | +1 lap | 0 |
15 | 9 | エリクソン | ザウバー | 52 | +1 lap | 0 |
16 | 14 | アロンソ | マクラーレン | 52 | +1 lap | 0 |
17 | 55 | サインツ | トロロッソ | 52 | +1 lap | 0 |
18 | 22 | バトン | マクラーレン | 52 | +1 lap | 0 |
19 | 12 | ナスル | ザウバー | 52 | +1 lap | 0 |
20 | 21 | グティエレス | ハース | 52 | +1 lap | 0 |
21 | 31 | オコン | マノー | 52 | +1 lap | 0 |
22 | 94 | ウェーレイン | マノー | 52 | +1 lap | 0 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 21℃ |
路面温度 | 26℃ |
周回数 | 53 |
セッション概要
グランプリ名 | F1日本GP |
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レース種別 | 決勝 |
レース開始日時 |
サーキット
名称 | 鈴鹿サーキット |
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設立 | 1962年 |
全長 | 5807m |
コーナー数 | 18 |
周回方向 | 時計回り |