縁石に乗り上げて跳ねるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2020年F1ハンガリーGPcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

メルセデス最速、レッドブル・ホンダはテストに注力…ガスリーはPUトラブル / F1ハンガリーGP《FP1》結果とダイジェスト

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開幕トリプルヘッダーの最終3戦目となる2020年F1世界選手権ハンガリーGPが、7月17日にハンガロリンクで開幕を迎え、日本時間18時から金曜1回目のフリー走行が行われた。

グランプリ一発目のセッションを制したのは前戦ウィナーのルイス・ハミルトン。ハードタイヤを履いて1分16秒003のトップタイムを記録した。2番手には1000分の86秒差でバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが1-2体制の好スタートを切った。

3連勝を目指すブラック・アローは決勝を見据えて順調にプログラムをこなし、セッション後半にはハミルトンにハードを、ボッタスにミディアムを履かせて集中的にロングランに取り組んだ。

メルセデスに続いたのは、移籍話と高いマシンパフォーマンス、そして規約違反の疑いでルノーから正式抗議を受けている今季大注目のレーシングポイントという結果となった。セルジオ・ペレスはコンマ5秒落ちの3番手タイムを刻み、ランス・ストロールは僚友からコンマ4秒遅れの4番手につけた。

ただしペレスは、ターン1のブレーキングの際にタイヤをロックアップさせフラットスポットを作ってしまい、2セット目のタイヤを駄目にしてしまった。そのため予定していたプログラムを消化する事が出来ず、チームメイトが35周を走った一方で20周の走行に留まった。

ホンダ勢は出遅れた。最上位はレッドブルのマックス・フェルスタッペンで8位と、ルノーのダニエル・リカルドとフェラーリの2台の後塵を拝し、アレックス・アルボンは13位に沈んだ。ただしチームは、レッドブル・リンクの時とは異なるエンドプレートのリアウィングをアルボン車に装着し、フロービズを使って気流のデータを収集するなどテストに取り組んでいた。

クリスチャン・ホーナー代表はRB16で幾つかのテストを行っていた事を明かし、午後のセッションでは通常のポジションに戻るだろうと述べている。

アルファタウリ勢はダニール・クビアトが35周を走り込んで16番手タイムを残した一方、ピエール・ガスリーはトラブルを抱えてガレージから出ることが出来なかった。

ホンダはガスリーのトラブルについて「ピエールのパワーユニット(PU)のデータに異常が確認されたため、物理的なチェックを行う必要が生じた」と説明した。詳しい原因は明らかになっていないが、時間を要する作業とのことで時間内にコースにでる事は出来なかった。

週末を通して悪天候が予想されているブタペスト。先陣を切ってコースに出たランド・ノリス(マクラーレン)が一部で軽い降雨があると報告する中、セッションは気温24℃、路面温度18℃のドライコンディションで現地11時スタートした。降水確率80%の予報どおり、途中で雨脚が強まったタイミングもあったが、路面は最後までドライをキープした。公式タイヤサプライヤーのピレリは中間レンジのC2からC4までの3種類のコンパウンドを持ち込んだ。

アルファロメオはキミ・ライコネンに代えてロバート・クビサにC39のステアリングを託した。マシン開発のために今季2度目のFP1に挑んだクビサは、タイヤが冷えていたために、コースインするやいなやターン1でスピンを喫したものの大きな問題はなく、26周を走り込んで19番手タイムでヘルメットを脱いだ。

なお開幕前日に行われたプレスカンファレンスでは、セバスチャン・ベッテルがレーシングポイントとの”緩い話し合い“があった事を明かし、ペレスとストロールは共にシートを喪失する可能性を認めた。また、ハースの2人は自身の契約よりもチームの存続への不安を口にした。

2020年F1第3戦ハンガリーグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間7月17日(金)22時から1時間半の日程で開催される。

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