シーズン11戦目となるF1ドイツGPが7月20日にホッケンハイムリンクで開幕を迎え、日本時間同日18時から金曜1回目のフリー走行が行われた。グランプリ一発目のセッションを制したのはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド。最後尾スタートが確定しているオージーが1分13秒525のトップタイムを記録した。

2番手にはトップから遅れる事0.004秒でメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。3番手には同0.189秒差でレッドブルのマックス・フェルスタッペンという結果となった。トップ3に続いたのはセバスチャン・ベッテル（フェラーリ、4番手）とバルテリ・ボッタス（メルセデス、5番手）。キミ・ライコネン（フェラーリ）が6番手につけた。

首位発進のリカルドと5番手ボッタスのギャップは0.378秒と僅差。レッドブルが上々の滑り出しを見せたことで、今週末のトップ3バトルは興味深いものとなるかもしれない。新しいエンジンカバーを持ち込んだフェラーリは、通常通りのスロースタートとなった。

金曜午前の現地は晴天に恵まれ、セッションは気温27℃、路面温度40℃のドライコンディションでスタート。公式タイヤサプライヤーのピレリは、ウルトラソフト、ソフト、ミディアムの3種類のタイヤコンパウンドを持ち込み、各チームは紫で彩られたウルトラを中心に周回を重ねた。

3連戦後の最初のレースという事で各チームは空力のアップデートを多数持ち込み、コース上を走るマシンはフロービスでカラフルに染められた。

トロロッソ・ホンダ勢は、ブレンドン・ハートレーが全チーム中最多の36周を走り込みトップから2.339秒落ちの15番手。ピエール・ガスリーはストレートでの振動とトラクションを悪さを訴え、同2.546秒の18番手に終わった。

マクラーレン勢はセッションの大半をガレージ内で過ごし、2人合わせて僅か27周の走行に留まった。フェルナンド・アロンソは12番手、ストフェル・バンドーンは20番手最下位でFP1を終えた。

複雑奇怪な新しいフロントウイングを投入したルノー勢は、母国レースのニコ・ヒュルケンベルグが10番手、カルロス・サインツが14番手という結果となった。

ザウバー勢はマーカス・エリクソンに代わりアントニオ・ジョビナッツィがFP1を担当。9番手となったチームメイトのシャルル・ルクレールに遅れること1.039秒の19番手であった。フォース・インディアはエステバン・オコンに代わりニコラス・ラティフィが走行。11番手のセルジオ・ペレスには0.608秒届かず17番手でセッションを終えた。

2018年F1第11戦ドイツグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間7月20日(金)22時から1時間半の日程で開催される。

2018年F1第11戦ドイツGPフリー走行1（FP1）リザルト

コンディション

セッション概要

サーキット

F1ドイツGP特集