
強風バクーで3強接近、「クソマシン」でもフェルスタッペン最速 / F1アゼルバイジャンGP 2026《FP3》結果と詳報
2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPのフリー走行3回目(FP3)が9月25日(金)、バクー市街地コースで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1分43秒922のトップタイムを記録した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)が0.099秒差の2番手、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が0.111秒差の3番手に続いた。
初日の両セッションを制したラッセルが今回も大半の時間帯で首位を守ったが、フェルスタッペンが最終盤に逆転。レッドブル、メルセデス、フェラーリの3チームが僅差で並ぶ結果となった。一方、「風の街」として知られるバクーでは風が強まり、路面のグリップがリセットされたことも相まって、難しいコンディションに各車が苦しんだ。
フェルスタッペン、終盤に首位奪取
フェルスタッペンは最終盤のアタックで、最後のロングストレートで前走車のトウを得られなかったが、それでもラッセルのタイムを0.099秒上回り、初日から続いていたメルセデス勢の最速記録を止めた。
ただ、セッションそのものは順調ではなかった。「コースの終盤、ターン16とかは風もあって、クルマの反応がかなり鈍い。かなり難しい」と無線で訴え、マシンの挙動に不満を募らせた。
さらに、激しくロックアップしてエスケープロードに飛び出した際には、「このクソみたいなマシンめ、頼むからカンガルーみたいに跳ねるのやめろよ。まったく!」と苛立ちをあらわにした。
Max is practising his 180° at the Turn 15 runoff again! 💪#F1 #AzerbaijanGP pic.twitter.com/TO4hWY7l9K
— Formula 1 (@F1) September 25, 2026
ラッセルも終盤、ターン7でタイヤをロックさせ、コーナーを曲がり切れず、バリアへの正面衝突を辛うじて回避する場面があった。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリもターン4でエスケープロードに逃れる場面があったが、最終的にはトップから0.351秒差の4番手につけた。
George is still pushing and almost hits the barriers after locking up at Turn 7 😮
No damage done. He reverses out and is back on his way 👉#F1 #AzerbaijanGP pic.twitter.com/KH9xxwWuI2
— Formula 1 (@F1) September 25, 2026
ストロール接触で早期終了、VSC発動も
ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)はターン1で左フロントをイン側のウォールに接触させるミスを犯し、セッションの半分を残してマシンを降りた。
チームメイトのフェルナンド・アロンソは20番手にとどまったが、フィールド後方のライバル勢との差は縮まった。
Stroll has clipped the wall 💥
Lance has found a safe place to park up and gets out of his Aston Martin#F1 #AzerbaijanGP pic.twitter.com/a68faBXDCD
— Formula 1 (@F1) September 25, 2026
強風の影響はコース上にも及んだ。ターン2直後の路面に木の枝が落ち、回収のため残り20分でバーチャル・セーフティーカー(VSC)が発動された。
アルピーヌ躍進の一方で、VCARB沈む
ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、5番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.093秒差の6番手を記録し、A526のポテンシャルの高さを示した。
ここまで期待外れのパフォーマンスが続いたマクラーレンには、ようやく上向きの兆しが見えた。だが、上位争いに加わるほどのペースには届かず、オスカー・ピアストリが7番手、ランド・ノリスが8番手で終えた。
アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)は繰り返しトラフィックへの不満を訴えながら9番手を記録。フランコ・コラピント(アルピーヌ)が10番手に入り、アルピーヌは2台をトップ10に送り込んだ。
アルピーヌとコンストラクターズ選手権5位争いを繰り広げるレーシング・ブルズ勢は、リアム・ローソンが18番手、アーヴィッド・リンブラッドが19番手と、そろって後方に沈んだ。
全3ラウンド、計1時間が予定されるF1アゼルバイジャンGPの公式予選は、日本時間9月25日(土)21時からバクー市街地コースにて行われる。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第15戦 アゼルバイジャンGP フリー走行3(FP3)リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:43.922 | 0.000 | 21 |
| 2 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:44.021 | 0.099 | 21 |
| 3 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:44.033 | 0.111 | 18 |
| 4 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:44.273 | 0.351 | 21 |
| 5 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:44.544 | 0.622 | 22 |
| 6 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:44.637 | 0.715 | 20 |
| 7 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:44.746 | 0.824 | 20 |
| 8 | 1 | ノリス | マクラーレン | 1:44.899 | 0.977 | 20 |
| 9 | 6 | ハジャー | レッドブル | 1:45.176 | 1.254 | 22 |
| 10 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:45.592 | 1.670 | 20 |
| 11 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:45.605 | 1.683 | 24 |
| 12 | 87 | ベアマン | ハース | 1:45.692 | 1.770 | 25 |
| 13 | 5 | ボルトレート | アウディ | 1:45.854 | 1.932 | 18 |
| 14 | 31 | オコン | ハース | 1:45.918 | 1.996 | 21 |
| 15 | 27 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:45.998 | 2.076 | 18 |
| 16 | 11 | ペレス | キャデラック | 1:46.004 | 2.082 | 19 |
| 17 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:46.076 | 2.154 | 24 |
| 18 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:46.222 | 2.300 | 23 |
| 19 | 41 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:46.271 | 2.349 | 22 |
| 20 | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:46.512 | 2.590 | 19 |
| 21 | 77 | ボッタス | キャデラック | 1:48.587 | 4.665 | 19 |
| 22 | 18 | ストロール | アストンマーティン | 1:49.279 | 5.357 | 9 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 26℃ |
| 路面温度 | 46℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1アゼルバイジャンGP |
|---|---|
| セッション種別 | フリー走行3 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | バクー市街地コース |
|---|---|
| 設立 | 2016年 |
| 全長 | 6003m |
| コーナー数 | 20 |
| 周回方向 | 時計回り |