
大型改良とトラブル続々。ラッセル最速、アロンソ19番手とアストン苦戦 / F1アゼルバイジャンGP 2026《FP1》結果と詳報
2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPのフリー走行1回目(FP1)が9月24日(木)、バクー市街地コースで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムを記録した。
ドライバーズ選手権首位のチームメイト、アンドレア・キミ・アントネッリは油圧トラブルで9周しか走れず、5番手でセッションを終えた。
アストンマーティン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソがトップから2.448秒差の19番手、ランス・ストロールが3.160秒差の21番手と、厳しい滑り出しとなった。
ラッセル最速、フェラーリ勢が僅差で続く
セッション冒頭の10分間は、ハードタイヤを履いたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がタイムシートのトップに立った。その後、アントネッリがタイムを更新して首位に浮上したが、マシンの油圧系統に問題が発生。走行を中断した。
ラッセルはアロンソ車のスリップストリームから大きな恩恵を受け、1分45秒387をマーク。2番手のフェルスタッペンに0.400秒差をつけ、FP1をトップで締めくくった。一方、ターン3でランオフエリアに逃れる場面もあった。
フェラーリ勢は、シャルル・ルクレールがトップから0.404秒差の3番手、ルイス・ハミルトンが0.437秒差の4番手につけた。ルクレールと2番手フェルスタッペンとの差は、わずか0.004秒だった。
マクラーレンとアウディが大型改良を投入
マクラーレンは、新しいフロアエッジやディフューザー、サイドポッドなど、MCL40に大規模な空力アップグレードを投入したが、セッション中に潜在的な問題が確認されたことで、2台とも走行時間を失った。
ガレージ内での検査を経て最終的には両マシンともコースに戻り、オスカー・ピアストリはセッション最後の1周で自己ベストを記録。トップから1.011秒差の6番手につけた。
一方、ランド・ノリスのマシンには、バージボード周辺のパーツに応急処置が施された様子が確認された。ノリスは14周を走行し、14番手でセッションを終えた。
ノーズ、ウイング、翼端板、サスペンションとフロント側を全面刷新し、新型フロアやディフューザーなど、R26に広範な改良を持ち込んだアウディは、ガブリエル・ボルトレートが10番手、ニコ・ヒュルケンベルグがトップから1.484秒差の11番手を記録した。
ハジャーら複数台にトラブル
レッドブルでの代役参戦を経てレーシング・ブルズに戻ったリアム・ローソンは7番手をマーク。チームメイトのアーヴィッド・リンブラッドは終盤にターン7で停止して黄旗の原因となり、8番手に続いた。
フリーエージェントを宣言したエステバン・オコン(ハース)は9番手をマークしたが、セッション終盤、技術的なトラブルによりピットレーン出口付近に停止した。
ハンガリーGP以来、初めてレースシートに戻ったアイザック・ハジャー(レッドブル)も技術的なトラブルに見舞われた。走行はわずか8周、トップから2.486秒差の20番手で最初のセッションを終えた。無線では「明らかにエンジンに何か大きな問題がある」と訴えた。
ウィリアムズも待望の大型アップグレードをFW48に投入。カルロス・サインツが12番手、アレックス・アルボンが13番手につけた。ただし、サインツは序盤、右リアブレーキから出火し、ピットで停止を余儀なくされた。
FP2は日本時間9月24日(金)21時から1時間の日程で開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第15戦 アゼルバイジャンGP フリー走行1(FP1)リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:45.387 | 0.000 | 24 |
| 2 | 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:45.787 | 0.400 | 22 |
| 3 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:45.791 | 0.404 | 25 |
| 4 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:45.824 | 0.437 | 25 |
| 5 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:46.265 | 0.878 | 9 |
| 6 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:46.398 | 1.011 | 17 |
| 7 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:46.440 | 1.053 | 26 |
| 8 | 41 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1:46.601 | 1.214 | 23 |
| 9 | 31 | オコン | ハース | 1:46.624 | 1.237 | 19 |
| 10 | 5 | ボルトレート | アウディ | 1:46.688 | 1.301 | 21 |
| 11 | 27 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:46.871 | 1.484 | 22 |
| 12 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:46.893 | 1.506 | 22 |
| 13 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:46.939 | 1.552 | 29 |
| 14 | 1 | ノリス | マクラーレン | 1:46.981 | 1.594 | 14 |
| 15 | 87 | ベアマン | ハース | 1:46.994 | 1.607 | 22 |
| 16 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:47.043 | 1.656 | 22 |
| 17 | 11 | ペレス | キャデラック | 1:47.253 | 1.866 | 24 |
| 18 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:47.523 | 2.136 | 23 |
| 19 | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:47.835 | 2.448 | 24 |
| 20 | 6 | ハジャー | レッドブル | 1:47.873 | 2.486 | 8 |
| 21 | 18 | ストロール | アストンマーティン | 1:48.547 | 3.160 | 22 |
| 22 | 77 | ボッタス | キャデラック | 1:49.315 | 3.928 | 22 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 30℃ |
| 路面温度 | 51℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1アゼルバイジャンGP |
|---|---|
| セッション種別 | フリー走行1 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | バクー市街地コース |
|---|---|
| 設立 | 2016年 |
| 全長 | 6003m |
| コーナー数 | 20 |
| 周回方向 | 時計回り |