
ハジャー、復帰戦を前に2027年レッドブル残留を確保。残る未確定シートは…
レッドブル・レーシングは2026年9月23日(水)、アイザック・ハジャーが2027年もマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めると発表した。手首の負傷で直近3戦を欠場した21歳のフランス人ドライバーは、今週末の第15戦アゼルバイジャンGPで復帰する。
ハジャーは2025年にレーシング・ブルズでF1デビューを果たし、今シーズンからレッドブルに昇格。8月のサマーブレイク中に負った怪我で戦列を離れていたが、復帰を前に来季のシートも確保した。
レッドブルは先月、4度のF1王者フェルスタッペンとの契約を少なくとも2030年末まで延長したと発表したばかりであり、新規則での2シーズン目も現行ラインナップを継続することになる。
フェルスタッペンに肉薄ハジャー、27年続投
かつてレッドブルのセカンドシートでは、ピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、リアム・ローソン、角田裕毅らがフェルスタッペンを相手に苦戦してきた。
だがハジャーは今季、フェルスタッペンに迫り、時には上回る走りも見せ、3戦を欠場した現在もドライバーズ選手権8位につけており、ダニエル・リカルド以来、フェルスタッペンに最も迫る走りを見せている。
ただし、そのパフォーマンスは、2026年に導入された新世代マシンとパワーユニット(PU)によって競争力のバランスが変化したことにも助けられている可能性がある。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
F1ドライバー集合記念撮影に臨むマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャー、2026年3月8日(日) F1オーストラリアGP決勝前(アルバート・パーク・サーキット)
今回の契約延長についてチーム代表のローラン・メキーズは「今年初めにチームに加わって以来、彼はコースの内外で素晴らしい働きをしてきた。F1で2年目だということを考えれば、なおさらだ。だから契約延長は容易な判断だった」と語った。
ハジャーは加入直後からチームに溶け込み、ファクトリーでエンジニアとともにマシン開発に多くの時間を費やしてきた。
メキーズはハジャーの学習意欲を高く評価しつつ、「メルボルンでの最初の週末から、彼は驚くほど落ち着いて今回の昇格に対応していた。このシートにふさわしいことは最初の段階から見て取れた」と振り返った。
また、負傷による離脱については、「アイザックにとって難しい時期だったが、今回の契約延長は、我々が彼をどれほど信頼しているかを示している。再びコースを走る姿を見るのが待ちきれない」と述べた。
一方のハジャーは「8カ月前にこのチームに来てすぐに、組織の規模と目指しているものの大きさを理解した。ファクトリーには才能豊かな人が大勢いるし、マックスのように4度の王座を獲得したドライバーと、この素晴らしいチームで走れるのは、本当に恵まれたことだと感じる」と語った。
「契約した瞬間から、チームのために全力を尽くそうと決めていた。ローランやミルトンキーンズの皆の支えがあって、僕に寄せてくれた信頼に応えることができた」
トップ4確定、焦点はアロンソら残る未確定シートへ
今回の発表により、現在の上位4チーム、すなわちメルセデス、フェラーリ、マクラーレン、レッドブルは、いずれも2027年に現行ラインナップを維持する見込みが固まった。
また、アルピーヌ、ウィリアムズ、キャデラックのドライバーも来季まで契約を結んでおり、アウディもガブリエル・ボルトレート及びニコ・ヒュルケンベルグのコンビを維持する見通しだ。
一方、フェルナンド・アロンソは今季末限りでの引退を決断する可能性があり、その場合アストンマーティン・ホンダのシートが1つ空くことになるが、本人は去就に関して、近いうちに発表する予定はないとしている。
ハースはオリバー・ベアマンが残留の見通しである一方、エステバン・オコンの去就は定まっていない。オコンはサマーブレイク明けに調子を上げているが、FIA-F2選手権で好成績を残すフェラーリ育成のラファエル・カマラが2027年にF1デビューする可能性もある。
レーシング・ブルズでは、育成ドライバーのニコラ・ツォロフがFIA-F2選手権をリードしており、来季シート獲得に向けて存在感を放っているが、アーヴィッド・リンブラッドとローソンはいずれも今年非常に好調な走りを見せている。