F1ドイツGP予選のトップ3記念撮影に臨んだマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス
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フェルスタッペン、ホンダに2006年以来の2番手を献上「決勝も十分戦える」

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オーストリアGPでホンダF1に復帰後初優勝をプレゼントしたマックス・フェルスタッペンが、またもやってくれた。21歳のオランダ人ドライバーは、27日に行われたF1ドイツGP公式予選でポール争いを演じ、自己最上位タイの2番グリッドを獲得した。

2台のレッドブル・ホンダRB15は順当にQ3へ進出。フェラーリ勢が信頼性不足によって姿を消したため、ポールポジション争いはメルセデスとの真っ向勝負となった。フェルスタッペンは1セット目のアタックラップを終えて暫定2番手を確保。最終アタックでも第2セクターまでは自己ベストを更新したが、あと一歩届かなかった。

ホンダF1にとって予選2番手は2006年以来初めて。ジェンソン・バトンがミハエル・シューマッハに肉薄した第4戦サンマリノGP以来の出来事となった。クリスチャン・ホーナー代表とフェルスタッペンは、ホンダ13年ぶりのベストスターティングポジションを祝福した。

Q2でエンジントラブルに見舞われたことで、フェルスタッペンは明日の決勝をメルセデス勢とは異なるソフトタイヤでスタートする事になる。横に並ぶのはポールシッターのルイス・ハミルトン。ホッケンハイムリンクはオーバーテイクが容易であるため、天候次第な側面はあるものの、勝機は十分にある。

決勝でもメルセデスと十分に張り合える

マックス・フェルスタッペン予選: 2位, FP3: 2位

このサーキットでフロントローを獲得できたことは、レッドブルにとってもホンダにとっても素晴らしい結果だと思う。昨日からの一晩の間に、更にパフォーマンスを引き出せたおかげで、午前のFP3の時も予選Q1の時も、マシンの状態にすごく満足していた。

Q2ではエンジンモード設定にちょっとした問題があって、ミディアムタイヤでタイムを残せず残念だけど、幸いなことにピットでセッティングを修正したらすぐに解消した。

もちろん、本来であればポール争いに食い込む可能性が高かったフェラーリの2台がいなかったのは大きいけど、ここぞという時にその場にいる事が大事だし、僕はフロントロウのために全力を出し尽くしたから、この結果には満足して良いと思う。

Q2をソフトで突破したため、明日は予定外にメルセデスと異なる戦略で挑む事になってしまったけど、十分に戦えると感じてる。スタートでソフトタイヤのアドバンテージを活かせるかどうかが鍵だろうね。

今日は競った争いが出来ていたし、僕らのマシンは決勝に強いから、明日はチャンスありだと思ってる。天候がどうなるかは分からないけど、少しでも雨が降れば面白くなるだろうし、僕らは全力で挑むつもりだ。


2019年F1第11戦ドイツグランプリ決勝レースは、日本時間7月28日(日)22時10分から行われ、1周4574mのホッケンハイムリンクを67周する事で勝敗を決する。

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