予選を終えてマシンを降りた直後のレッドブル・ホンダのピエール・ガスリー、F1ドイツGP
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ピエール・ガスリー、キャリア最高位4番手「決勝の目標は打倒メルセデス」

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F1第11戦ドイツGP公式予選に挑んだレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、チームメイトにコンマ4秒の大差をつけられたものの、フェラーリ勢の不運もあり、キャリア最高位となる4番グリッドを獲得した。インタビューに答えるその表情には、満足気な笑みが溢れた。

FP2でのクラッシュによって、サバイバルセルを交換して臨んだ予選。挽回目指すガスリーは、Q3最後のアタックでマックス・フェルスタッペンに0.067秒と迫ったものの、最終コーナーで四輪脱輪のトラックリミットを取られタイム抹消。その結果、フェルスタッペンから0.409秒遅れの4番手でクルマを降りたが、1000分の16秒背後にはアルファロメオのキミ・ライコネンが迫っており、辛うじての4番手であった。

予選を振り返ったガスリーは、懸命にクルマを修復してくれたチームメンバーに感謝の気持ちを表すと共に、「決勝での目標は更に順位を上げること」と語り、打倒メルセデスを口にした。ガスリーは決勝で、バルテリ・ボッタスと並んで2列目からレースに臨む。

決勝の目標は打倒メルセデス

ピエール・ガスリー予選: 4位, FP3: 8位

今日の予選では納得できるラップを走れたし、4番グリッドには満足してる。昨日の夜はメカニックの皆に大変な想いをさせてしまった。僕のために遅くまでマシンの修復作業をしてくれていたから、2列目確保という形で彼らに感謝の気持ちを伝える事が出来て嬉しい。

昨日のクラッシュは攻めすぎて限界を超えてしまっただけだし、こういった事は起こるものだけど、今日上手くリカバリーする事ができて良かった。明日は雨の予報も出ているし、エキサイティングなレースになりそうだ。僕自身はまだ改善しなきゃならない部分が幾つもあるし、もっと上手くやれたと思うところもあるけど、良い方向に向かって進めているから満足してる。

決勝ではポジションを上げる事が目標だ。かなり気紛れな天気になりそうだけど、雨の多い北フランス出身の僕にとっては慣れたものさ。マックスのレースペースを見ると、明日は期待できそうだけど、去年のレースでは色々あったし、何が起こるかは最後まで分からない。

チームは全力でプッシュしているし、開発も順調に進んでいる。それに、オーストリアでのマックスの優勝はチームに大きな力を与えてくれた。まだ若干遅れを取っているけど、トップとの差は縮まって来ているし、良い流れができつつあると思う。


フェラーリの2台が信頼性不足に倒れ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。フロントロウ2番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが並んだ。

2019年F1第11戦ドイツグランプリ決勝レースは、日本時間7月28日(日)22時10分から行われ、1周4574mのホッケンハイムリンクを67周する事で勝敗を決する。

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