ドイツ・ベルリンの旧テンペルホーフ空港で開催されたフォーミュラEベルリンE-Prix
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フォーミュラE︰旧テンペルホーフ空港コースの建設中に死亡事故が発生

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8月5日に再開される2019/20年シーズンABBフォーミュラE選手権第6戦のために、トラック建設作業が行われていたドイツ・ベルリンの旧テンペルホーフ空港の敷地内で7月29日に死亡事故が発生した。

フォーミュラEの広報担当者は水曜夜、死亡事故発生の事実を認めたが、被害者がフォーミュラEオペレーションズの従業員なのか、外部契約者であったのか等の詳細は明かされていない。フォーミュラEは2015年以来、旧テンペルホーフ空港で4回イベントを開催している。

フォーミュラEの舞台、ドイツ・ベルリンの旧テンペルホーフ空港の看板

ドイツの放送局ベルリン・ブランデンブルク放送協会(RBB)は、現地消防署からの情報として、1名が複数箇所に外傷を負って正午に救急搬送されたと伝えている。コンクリートブロックの運搬のためのフォークリフトに関連した事故のようで、警察の事故処理班が現場で目撃者からの事情聴取を行いフォークリフトを調べているという。

第5戦マラケシュePrixを最後に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響でシーズン中断を強いられていたフォーミュラE選手権は、8月5日から13日の9日間の間に、旧テンペルホーフ空港を舞台とした6戦を行う計画を立てており、それに向けてのコース建設作業が進められていた。

イベントはドイツ保健当局の承認を得て行われるが、安全確保のために全て無観客レースとして開催される他、会場への入場は最大1000人までに制限され、ソーシャルディスタンス確保のための詳細なガイドラインが用意されている。

会場内で作業できる人員の数が厳しく制限されていたため、コース建設のための期間は予定よりも延長され、先週の月曜日から作業員が現場入りしている。

フォーミュラEのイベント設営並びにイベント中に死亡事故が発生したのは、シリーズ6年の歴史の中で初めてのことと見られる。