オーストリアのテレビ局 Servus TVの番組に出演するエディ・ジョーダン
Courtesy Of Red Bull Content Pool

元F1チーム所持者のエディ・ジョーダン、悪性のがんを公表

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1991年から2005年までF1に参戦したジョーダン・グランプリの創設者であるエディ・ジョーダン(76歳)が、今年初めに前立腺癌と膀胱癌と診断されたことを明かし、健康に不安を抱えている人に対して検査を受けるよう呼びかけた。

ジョーダンは共同ホストを務めるポッドキャスト「Formula For Success」の中で、「3月から4月にかけて、膀胱癌と前立腺癌と診断され、その後、脊椎や骨盤にまで広がった。かなりの悪性だった」と明かした。

また、今年初めに末期前立腺がんで余命2~4年と診断されたことを明らかにしたオリンピック自転車競技の英国代表クリス・ホイに触れ、「素晴らしい友人であり、絶対的なスーパースターのホイが、自分と同じような病気について公にしているが、彼は私よりずっと若い」と述べた。

さらに「恥ずかしいことじゃない。自分の体を大事にしろ」とも述べ、世の中の男性に検査を受けるよう呼びかけるとともに、「暗くつらい日々もあったが、ありがたいことにその状況を乗り越えることができた」と述べた。

ジョーダンはF1チームを売却して以降、テレビのF1解説者や、F1界屈指の天才的デザイナー、エイドリアン・ニューウェイのマネージャーとして活動している。ニューウェイは長年所属したレッドブルを離れ、来季より、ジョーダン・グランプリをルーツとするアストンマーチンに移籍する。