Courtesy Of Alfa Romeo Racing
元F1レースディレクターのマイケル・マシ、FIAを去る
故チャーリー・ホワイティングの後任として昨年までF1レース・ディレクター兼セーフティー・デリゲートを務めていたマイケル・マシが国際自動車連盟(FIA)を正式に離脱した。
最終ラップにまでもつれ込んだマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)による昨季タイトル決定戦から半年を経て、FIAが7月12日に明らかにした。
モハメド・ベン・スレイエムFIA会長は以前「私は彼を追い出すとは言っていない。我々は全てにオープンだ」等として、再起用に前向きな姿勢を示していたが、マシは母国へと戻る事を決断した。
FIAは、マシが3年間に渡って「課せられた数々の職務をプロフェッショナルかつ献身的に遂行した」として「彼のコミットメントに感謝し、今後の活躍を願っている」とした。
物議の最終アブダビGPから2ヶ月後を経て、FIAはマシの解任を発表すると共に、後任としてニールス・ヴィティヒとエドゥアルド・フレイタスの2名を任命した。
ただ、レース毎に審判の一貫性がない等として、シャルル・ルクレール(フェラーリ)やジョージ・ラッセル(メルセデス)等、マシ解任後の新たなレースディレクター制の問題点を指摘する声は多い。